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DCT ホンダ VFR1200F
DCT ホンダ VFR1200F

MTモードならマニュアルクラッチ車以上のスポーツライディングが可能になる!

DCT ホンダ VFR1200F

 最新ATバイクとして注目を集めるのが、このVFRだ。

 ATモードでは、1〜6速の有段変速がフルオートとなり、クルージング向きの『Dモード』、より高回転をキープする『Sモード』が選べる。

 ただし、スポーティに乗るなら、圧倒的にMTモードの使用がオススメ。よりライダーの意思どおりにバイクを走らせることができる。

 しかも、ホンダ入魂のこのDCT、変速ショックが皆無に近く、マニュアル車では難しいシーンでの変速もいたって簡単。だから、ライダーによっては、マニュアル車以上にスポーツライディングを楽しむことができるのだ。

 もちろん、発進や停止時にもクラッチ操作は一切不要だ。

DCT ホンダ VFR1200F エンジン

一般的にDCTは、構造が複雑で重量が増えるなど、レイアウト上の制約も多くなる。だが、ホンダはメインシャフトの二重化をはじめとする独自技術を採用することで、バイクへの搭載を実現した。

DCT ホンダ VFR1200F メーター

メーターは、アナログ式タコメーターの両側に液晶パネルを配置。変速モードやギア段数は、右側で確認できる。メーターとは直接関係ないが、ギアをニュートラルにするためには、右手スイッチを操作する。

DCT ホンダ VFR1200FDCT ホンダ VFR1200F 足まわり

MTモード時のシフトチェンジは、左手スイッチのみ、左足側にシフトペダルは装備されていない。最初こそ違和感があるが、ステップワークに集中できたり、クツが汚れなかったりと、いい点も多い。

DCT ホンダ VFR1200F モードスイッチ

MTモード時のシフトアップは左手人差し指、シフトダウンは同親指でスイッチを操作する。AT(DまたはS)からMTへの切り替えは、シフトスイッチか右手側のモードスイッチで行なう。

DCT ホンダ VFR1200F
 水冷V型4気筒SOHC 4バルブ
 1236cc  81×60mm
 82kW(111ps)/8500rpm
 111Nm(11.3kg-m)/6000rpm
 2250×755×1220mm
 790mm  268kg  18L
 F120/70ZR17 R190/55ZR17
 157万5000円
HONDA VFR1500F Dual Transmission SPEC

クルマにも採用されているDCTどんな機構なの?

DCTどんな機構なの?

二輪車世界初となるホンダのDCTは、メインシャフトを二重構造とし、アウター側に1-3-5速を、インナー側に2-4-6速をセット。同軸上になるように設計。インナーとアウターのメインシャフトは、それぞれに独立したクラッチを持ち、例えば1速から2速への変速時は、クラッチが切れた状態のインナーシャフトがあらかじめ2速へ予備変速を行なっており、コンピュータがシフトアップを検知すると、1速側のクラッチを切りながら2速側のクラッチを接続する。

シフト機構

シフト機構は、従来の二輪車用変速機に採用されてきたシフトドラム式がベース。シンプルで軽量コンパクトな設計とされている

※中古平均価格はGooBike.com 8月調べ

:エンジン:排気量:ボア×ストローク:最高出力:最大トルク:全長×前幅×全高:シート高
:車両重量:燃料タンク:タイヤサイズ:新車価格

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