昨年、初めてXR1200に乗ったとき、走りは史上最高のスポスタだったが、XL1200Rの乗り味も捨てきれない、との思いもあった。なにせスポーツバイク名産地に暮らす身だけに、足りない部分を少なからず感じたのだ。つまり、テイストなら1200Rだが、走りなら国産というのが正直な感想だった。しかしXR1200Xでは、スポーツバイクとしての整合性をグンとアップさせた。とくにショーワ製のBPフォークとリヤショックの組み合わせは、接地感バツグン。コーナーを攻めても安定し、回頭性も満足度が高い。国産を追い落とすまで進化を見せて欲しい!