2025/05/02 15:24:09 更新【車検】ホンダ CB750 車検整備ホンダ CB750
車検のご依頼で入庫いただきましたホンダCB750です。

オートバイの車検はそれほど高くありません。 必ずかかる費用としては①継続検査料(印紙代として1700円)、②自賠責保険料(継続の場合は24か月8,760円/年度ごとに改定あり)、③重量税(年式によって3,800〜5,000円) 合計14,260〜15,460円です。 車検時には予め検査前に自ら法定点検を実施し記録簿を提出します。 これを用意して車検場に持ち込んで検査を受ければ良いのです。 ミッツ・ハーにご依頼いただいた場合は、車検点検整備料として11,000円を頂戴します。 法定点検と記録簿の作成、洗車、ドライブチェーン等各部可動部への注油等を実施します。 更に検査登録手続代行費用(車検代行費用)として22,000円を頂戴します。 お預けいただければ書類作成から車検場の予約、車検まですべてお任せいただけます。 法定費用とあわせて47,260〜48,460円になります。 いかがでしょう? それほど高くないと思うのですが。 もちろん平日お休みができて、自分で書類作成から予約、そして車検場での受付申請、検査などをご自分でできれば法定費用だけです。

昔に比べると特に自賠責保険料が安くなりました。 現在24か月で8,760円の自賠責保険料ですが、空前のバイクブームに沸いた80年代後半ではなんと62,450円(1988年)もしていたのです! 普段日常的に点検とメンテナンスをしていれば、車検時に特別何かを交換する必要がありません。 ただ、私自身もそうでしたがお若い方は車検にならないとタイヤもブレ―キもギリギリまで交換しないということもありあmす。 すると高額な自賠責保険料に加えタイヤ交換代やブレーキパッド交換代が追加になり、簡単に車検費用が10万円を超えてしまいました。 これは今でも同じで、車検時にオイル交換などの別の作業を同時に行うと費用が追加されてしまいます。

日常的に定期メンテナンスをしていれば車検時に慌てて費用のかかる部品交換や整備を行う必要はありません。 タイヤは車検に合わせて交換するのではなく、経年劣化による硬化や摩耗の状況で交換時期を判断します。 エンジンオイルは3000〜5000キロ毎(または半年以内毎)に交換します。 ドライブチェーンは500〜1000キロ毎の注油を行い、適宜たるみ具合を点検し調整します。 スパークプラグは8000〜10000キロ毎の交換を行います。 ブレーキフルードは走行距離に関係なく1〜2年毎の交換が必要です。 これら定期交換部品がたまたま車検時に合致することはありますが、車検に無理に合わせずに定期的に点検と交換を行ってください。

最近のオートバイは排ガス測定でNGとなることも多く、車検場に向かう前の点検と整備、準備が大事になります。 もちろん排ガスだけでなく、ヘッドライト光軸等各部の調整等万全の準備をして車検場に向かいます。

車検に無事に合格したらオイル交換を実施。 今回、こちらのお客様はオイル交換のタイミングとオイル交換のタイミングが一致したためです。

ブレーキパッドは交換の必要ありませんでしたが、ブレーキフルードは交換します。 ブレーキフルードは吸湿性があり、オートバイに乘っていなくても劣化します。 雨天走行が多かったり、湿気の多い場所にオートバイを停めている方は1年毎の交換をおすすめします。雨天走行はあまりしないし、オートバイはガレージで保管しているという方でも2年毎の交換が必要です。 多くの方が車検時に交換されます。

ドライブチェーンの洗浄や注油、調整は車検点検整備費用に含まれています。 また車検前にはスムーズに検査してもらえるように下回りを念入りに洗浄します。 車検後にもすべての整備が終われば再度奇麗に洗車をします。

仕上げに簡易的なガラスコーティングを施工して終了となります。 車検に出すと奇麗になってオーナーのもとにオートバイが戻ってくるというわけです。 奇麗にするのが目的ではありませんが、車両の状態を2年前の状態の戻すというのが当店の車検ポリシーです。 つまり納車時の状態に戻すことが目標ですね。 車検は予約制になっています。 基本的には1週間のお預りですが、最短で3日間のお預りでも対応可能です。 どうぞお気軽にご相談ください。