ハンドルの振動緩和効果があるハンドルバーウェイトの装着のために、カワサキZRX1100にご入庫いただきました。

オートバイのハンドルのグリップには貫通式と非貫通式があります。 貫通式のグリップの車両の場合はそのままではハンドルのパイプの穴が見えてしまいますのでキャップをする必要があります。 このキャップは点灯時のバンパー代わりにもなっており、もしもの転倒時にはグリップが切れるなどの損傷を防ぐことができます。 樹脂製（ジュラコン等）やアルミなどのキャップタイプがあり、一般的にはバーエンドキャップと言われます。 この部分の素材を重くしてあるのがバーエンドウェイトと言うもので、重りをハンドル先端に着けることで振動を緩和させる効果があります。

今回装着するのはEFFEXのハンドルバーウェイトです。 走行による路面からの衝撃や、エンジンの回転により発生する細かな振動は車体の重心から末端へ離れるほど増幅します。 まさにハンドルは細かな振動を感じやすいポイントです。 その為、特にエンジンからバイブレーションが出やすい排気量の大きい車両や単気筒モデル、2気筒モデルにはノーマルでもウェイトが装備されていることが多いです。 ZRX1100のノーマルハンドルにはけっこうな重さのウェイトが装着されていましたが、こちらの車両のハンドルは交換しておりノーマルのバーエンドウェイトを使うことができません。

エフェックスハンドルバーウェイトはラバーマウントされたバランサーシャフトでグリップに伝わる細かな振動を吸収します。 バランサーシャフトには振動減衰特性に優れたプラス材を使用。 このプラス材は音響機器の制振剤としても多用されています。 これにより高い振動抑制効果を発揮します。

多くの他の商品やノーマルのバーエンドウェイトは「バーエンド」と言う通りバーエンドの最先端部にウェイトを増設します。 この方法だと微振動を大きな振れに変換することで振動を抑制しますが、振動自体はなくなりません。 しかしこちらの商品はハンドル内部に制振シャフトを内蔵させることで、ハンドル自体の振動を吸収します。

バーエンド部分の大きさは2種類。 カラーバリエーションは7色。 お気に入りのサイズと色を選べます。 ご自分のオートバイの色にあわせたり、異なる色でさし色としてアクセントにしたり、細かな部分ですが個性を発揮することもできます。 振動緩和という効果もある、大変実用的なカスタムです。

高速道路などを巡航する際には細かな振動が気になることがあるかと思います。 この振動を抑制するだけで疲れ方も緩和されます。 通常のこちらのハンドルバーウェイトはもちろん、通常のエンドウェイトやキャップも各種取り扱っておりますのでお気軽にご用命ください。