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いま、熱いデュアルパーパス
いま、熱い デュアルパーパス
海外メーカーがホットなモデルを送り込んでくる今が旬のデュアルパーパスモデルをホイールサイズによって、分類&分析!!
ストリート系クロスオーバー
SUV的ビッグオフローダー
リアルオフロード派
本格アドベンチャー
サイズいろいろ日本発ユニークモデル
クロスオーバー・バイクライフのススメ
 今のデュアルパーパスバイクたちは、排気量、ジャンルを広げ、多くのライフスタイルに浸透すべく細分化がなされている。そこでスタイリッシュでスポーティ、かつ多才なバイクたちを、今いちど予習復習の意味も含め、明快なバイヤーズガイドとしてお届けしましょう。
 この特集では今のデュアルパーパスモデルを前後のホイールの径、つまり車輪のサイズに注目。前後ホイールサイズの組み合わせによって、バイクのキャラクターをある程度の確立で分類できることに注目した。
 もちろん、こうした単純な分類には収まらないバイクが存在することも確かだが、お好みの1台を探すうえでは、血液型占い級の純度でバイクのキャラを把握することができる。前後ホイール径に見る、バイクのジャンルは上記メニューのように大別できたのでご参考までに。
 さて、肝心なデュアルパーパスという意味を説明しておこう。バイク界においての認識としては、走る道を選ばず、アスファルトも未舗装の荒れ地も走る才能をもったバイクたち。つまりふた通りの道を走るという意味からきている。かつて、デュアルパーパスバイクといえば、ズバリ・オフ車といえるほどのハードコアモデルが多かった。しかし、現在はストリートスタイルへのフィット感が高いことはご存じのはずだ。
 この傾向は四輪でも同様だ。たとえば、トヨタ・ハリアーやホンダ・CRV、ニッサン・エクストレイルや、フォルクスワーゲン・トゥアレグ、BMWのXシリーズ、ポルシェ・カイエンなどのクロスオーバー種が持つ雰囲気は大自然よりむしろ街にあって、同種の芳香をさせている、ともいえるのだ。
 また、ハマーH2のように、本来ハードコアオフロードモデルを、ストリート系にカスタムする方法も人気が高いのは、ワッフルソールのレッドウイングを街で履くのと似ているだろう。どこか、ごつくてオーバークオリティーながら、機能美を持ち合わせた道具だけが持つ主張。それは街の空気によく馴染む。
 事実、オフロード系バイクは、悪路での走破性を高める長いストロークのサスと、軽量な車体、それにカタログスペックから想像するよりはるかにパワフルで扱いやすいエンジンなど、滑りやすい路面でも安心して扱えるハンドリングや出力特性を備え、しなやかな走りを堪能できる。
 つまり、そうした運動神経のよさはデイリーユースではもちろん、ツーリング先で未舗装路に出くわした際にも、そこで引き返したり、計画変更の憂き目に遭うこともない。むしろ、ちょっと行ってみようか、と小さな冒険心を燃料にもっと走ることができるのだ。こうして始まったダートロードジャーニーが、気がつけば地球規模のロングライディングへとつながる場合だってある。
 その逆に、ハードコアオフロードツアラーを日常の足に使い、市街地に冒険性を求めるのも楽しいはずだ。さあ、無限大の空間、トラベラーバイクの世界へようこそ!

文=松井 勉

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