アナログからデジタルへ進化するメーター

アナログからデジタルへ進化するメーター

アナログメーター
古き良きアナログメーター

かつては速度と回転数、走行距離やガソリン残量などすべてアナログで表示されていたメーターも、日々進化を続けている。こちらはCB400SFのメーターで、速度と回転数だけアナログ式を採用している。
OBD(車載式故障診断装置)の開発により燃費計算が可能になり、表示できるようになった。

デジタルメーター
スマホとリンクする
フルデジタル・スマートメーター

対してこちらはCRF1100Lアフリカツインのメーター。速度、回転数、ギアポジション、燃料、水温、ライディングモード、時計などがすべてデジタルで表示され、iPhoneなどのスマートフォンと接続することで電話帳や音楽プレイリスト、地図アプリなどが利用できる。

スマート化に新時代を感じる

 ほんの10年ほど前までは、デジタルメーターが付いていると先進的でカッコイイと思ったものだが、今やアナログメーターのバイクを探すほうが難しい時代になっている。
 デジタルはもはや当たり前、シフトインジケーターや予測燃費、エンジン温度などの表示にとどまらず、スイッチ操作でエンジンやサスペンションのセッティングを変更できたり、スマートフォンと連動して地図が見られたり音楽が聴けたりしてしまう。さらにはタッチパネルになっていてタブレット感覚で操作できてしまうものまでも。
 また、電動バイクの進化も著しい。完全電動のバイクが販売されているのはもちろん、クルマと同じくハイブリッド仕様でガソリンと電気を両方使い、燃費効率を向上させたモデルまで登場している。
 電動バイクが出てきた当初は生活の足に使うためのスクーターばかりだったが、近年ではBMWのCエボリューションのように短いツーリングくらいならこなせるモデルも登場しているし、レース用車両も市販されている。また、東京都内で郵便配達用バイクとして採用されたホンダ・ベンリィ:eなどは電動バイク時代の到来を広く一般に認知させる大きなキッカケになっているだろう。

未来を担う電動バイクの可能性

BMW Motorad C evolution

BMW Motorad C evolution

新車価格:159万円 中古相場:89.9万円〜130万円

最高出力48馬力、最大トルク72N・m、最高速度は電気的に129km/hまでに抑えられ、航続距離160kmを誇るBMWの電動スクーター。加速に不安が残りやすい電動バイクだが、このバイクはわずか2.8秒で50km/hまで加速する。

HONDA BENLY e: I

HONDA BENLY e: I

参考価格:73.7万円〜

2020年1月から郵便配達に採用され始めている電動ベンリィ。新聞配達仕様のプロや、原付一種タイプのBENLY e: I、原付二種タイプのBENLY e: IIがラインアップされており、法人向け限定で製品化されている。
(写真は郵便配達業務用)

※中古車相場価格はグーバイク調べ(2020年7月)。

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