EICMA×東京モーターショー

全部見るなら4日は必須
超巨大なバイク好きの楽園

　毎年、1200社以上の出展者をあつめ、1週間にわたってイタリアのミラノで開催される「EICMA」。巨大なマーケットを誇る欧州だからこそ、この見本市では多くの「ワールドプレミア（世界初御披露目）」車が、出展される。特に、2019年は東京モーターショーと時期が近かったから、二輪業界にとってこの10～11月は新車ラッシュだった。
　その新車動向を一言でまとめると、よりコアに、洗練された熟成モデルが多かったと言えるだろうか。これまで扱いやすさをウリにしてきたCBR1000RRは、レースにおけるポテンシャルをCBR1000RR -Rとして高めてきたし、日本で初公開されたZX -25Rはコアなスポーツライドファンが望んできた4発クウォーターユニットで業界を激震させた。CRF1100Lアフリカツインは、これまでよりもさらにオフロードの機能を充実させていて、さらなる「ダカール由来」のイメージを高めた。特に、どのモデルも電子制御を大幅にアップデートさせているのが特徴だ。
　EICMAの場合は、4つに分かれた28万平米もあるとてつもなく巨大な会場をもっておこなわれるため、はっきりいって1日では到底見切れない。もし興味があれば、北イタリアをまわる旅行ついでに、来年訪れてみてはいかがだろう？