

近未来を感じさせるスポーツツアラー
CB650Rのエンジンをベースに、クロスオーバースタイルを思わせるスポーツツーリングモデル。カウルと一体化したスクリーンなどボリューミーなフロントと対象的に、シャープなリアデザインが印象的だ。
世界の関係者は正直だ
「わーっ」と歓声をあげる
アンベイル
近年、ワールドプレミアを続々と展示する流れがあるからか、どのメーカーもベールに包んだシークレットマシンを用意する。これを、ショウアップされたプレゼンの中で、「アンベイル(ベールを剥ぎ取る)」の儀式をしていくわけだが、当然メディアも関係社も中身を知らない。だから、美しい、あるいは走りそう、なモデルがアンベイルされる瞬間は、とても盛り上がるのである。
特に今回声が大きかったのはハスクバーナのノーデンだったかもしれない。ウワサすら聞こえてこなかった中での、アドベンチャーカテゴリー参入、そしてキスカデザイン特有の美しさに、多くの関係社がアンベイルの瞬間に息を呑んだ。
また、電動化が進んでいることもこの数年における大きなトレンド。特にこのEICMAはE -BIKE、つまり電動自転車の見本市も兼ねていて、バイクと自転車の中間的な乗り物などを含めて電動の乗り物が多く展示される。海外メーカーはむしろ「電動こそ、スポーツ性」をウリにしていて、どれも「スポーツ、ファンバイク」として魅力に溢れている。
EICMAを見ていれば、いずれやってくるだろうモーターサイクルの電動化には、乗り遅れることはなさそうだ。