海外にみるスクランブラーカルチャー

海外にみるスクランブラーカルチャー
アメリカ
JANEMOTORCYCLES

店内にはオーナーがカスタムを手がけたヤマハXS650のスクランブラーカスタム車が展示されている。

JANEMOTORCYCLES
JANEMOTORCYCLES

ニューヨークのブルックリンに位置するJANEMOTORCYCLESは元々ガレージだったところをカフェに改装したという。

ライフスタイルショップ

基本はカフェ。でもバイクに、アパレル、センスのいいグッズが揃う、ライフスタイルショップの典型。

カスタムマシン

すでに原形がわからないようなカスタムマシンも。おそらくドゥカティのエンジンと思われるが、車種名までは特定が難しい。

オーストラリア
ELLASPEDE

ガレージのような店内でカスタムバイクを制作するELLASPEDE。

ELLASPEDE
ELLASPEDE

倉庫をリノベしたブリスベンのELLASPEDEは、カフェレーサーとスクランブラーのカスタム車両を得意としている。

ライフスタイルを提案

アパレル部門も充実しており、ジャージやTシャツ、フーディ、スケートボードなど、スクランブラーのあるライフスタイルを提案している。

ホンダCB350のカスタム車両

こちらは1971年に発売されたホンダCB350のカスタム車両。クラシックなアップハンで、スクランブラーに近いスタイルだ。

ライフスタイルに昇華した
スクランブラーカルチャー

 いつの時代もライダーはカスタムが好きだ。このページで紹介しているクロスカブのスクランブラーカスタム、さらにはスクーターすらスクランブラー化してしまう。
 このようなロードバイクをスクランブラーにカスタムする流れは、スティーブ・マックイーンの時代から複数メーカーがスクランブラースタイルのバイクを発売している現在まで脈々と続いているとも解釈できる。
 スクランブラー発祥の地、アメリカや、コアなオフロードカルチャーが育つオーストラリアなどでは、元のバイクがわからないような本気のスクランブラーカスタムが息づいている。その最たるものが、2006年にオーストラリアで生まれたブランド、DEUS EX MACHINA(デウスエクスマキナ)だ。ヤマハ・XJRやカワサキ・W、ホンダ・スーパーカブなどをベースにモーターサイクルとサーフカルチャーをミックスさせたライフスタイルを提案し、全世界で大いに受け入れられブームを巻き起こしている。そして、BMXやスケートボードといったアーバンスポーツも、切っては切れない存在だ。
 こういった流れこそがスクランブラーが単にバイクの1カテゴリーに止まらず、彼らのライフスタイルに影響を及ぼすほど大きな存在になっている証なのだ。

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