自分でイジれば愛着もひとしおだ!

>>>AIR COOLED ENGINE<<<

シンプルな車体構成でメンテナンスしやすい!!自分でエンジンオイル交換もできちゃう
START オイルレベルゲージ

まずはオイルを柔らかくして抜けやすくするために、エンジンを始動させて暖機。数分後、オイルレベルゲージを開けることで、オイルがさらに抜けやすいように準備をする。

02 ヘキサゴンレンチ

ヘキサゴンレンチを使って、オイルフィルターのボルトをあらかじめ緩めておく。これもオイルを抜けやすくするための処置だ。

03 オイルを抜く

オイルを抜く。まずはフレーム側(オイルタンク)のドレンボルトを抜く。アンダーカバー内側にオイルが入らないように養生を忘れずに!

04 ドレンボルトを取り外す

続いてエンジン下部にあるドレンボルトを取り外す。レギュレーターにオイルをかけたくないので、あらかじめ養生しておくとよい。

05 オイルフィルター取出

つづいてオイルフィルターを取り出す。オイルがだらだらと出てくるので、新聞紙やチラシなどで養生しておくことをオススメする。

06 オイルフィルターリング交換

オイルフィルターのOリング(ゴムパーツ)を交換。エンジンオイルを指で塗布する。そのほかのOリングやワッシャー類も要交換だ。

07 カバーを締める

オイルフィルターを交換し、カバーを締める(10Nm)。カバー上部のエア抜き用ブリーダーのガスケットも交換し、ひとまず軽く締める。

08 ドレンボルト締め

車体側とエンジン側、2箇所のドレンボルトを締める。規定トルクはフレーム側が16Nm、エンジン側が30Nm。

09 プライヤーなどを使って外す

ドレンボルトのワッシャーが潰れて取れないことがよくある。その場合は、プライヤーなどを使って外す。もちろん新品に交換だ。

10 オイル入れ

オイルはゆっくり入れないとすぐに溢れてしまう。タンクとフレームの間にオイルが入らないように、ウエスなどで養生するとよい。

11 エンジン内エア抜き

エンジンを始動し、エンジン内のエア抜きを行う。ブリーザーボルトを緩めて、オイルが染み出てきたらOK。ブリーザーボルトを締める。

FINISH オイル量チェック

オイル漏れなどがないかをチェックし、問題なければ再度エンジンを始動。1分ほど暖機したのち、オイルレベルゲージでオイル量をチェック。ちなみに規定オイル量は2.1Lだが、実際は現車合わせで、まずは2Lほどを入れるのがよい。

自分でイジれば
愛着もひとしおだ!

 ツーリングやカスタムなど、バイクの楽しみはいろいろあるが、メンテナンスもそのひとつ。しかし、フルカウルや多気筒モデルは構造やパーツの脱着が複雑で、自分で作業するのが難しいことも多い。その点、SRは構造がシンプル! しかもエンジンや吸気パーツなど、主だった機械パーツが露出しているため、メンテナンスがやりやすいのだ。
 ここではオイル交換の手順を紹介しているが、ほかにもチェーンの注油やヘッドライトのバルブ交換、旧モデルならキャブレターセッティングなど、自分でイジれるのもSRの大きな魅力といえるだろう。

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