基本メンテナンス&トラブル対処法

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トラブルを未然に防ぐ定期メンテナンスがキモ

 とかく初めてのバイクに選ばれやすいCBシリーズ。今回はCB1000Rをモデルに、バイクに乗る上でほとんどの車種に共通する定期的なメンテナンスや緊急時の対処法を紹介しよう。
 ツーリング先でトラブルに遭ってロードサービスを呼ぶことになる前に、普段から点検しておくことで防ぐことができる場合が多い。
 ここで紹介しているメンテナンスは少し調べれば自分でも作業できることがほとんどだが、自己流のメンテナンスはかえってトラブルを引き起こす元になるため、自信がない方はショップにお願いするのが吉。
 とはいえツーリング先で起きうる様々なトラブルに対処するため、各パーツの位置や役割など最低限の知識は持っておくと良いだろう。

初めてのバイクでも覚えておきたい基本メンテナンス&トラブル対処法

困った時にはココで調整!

エンジン側アジャスター

レバーのアジャスターを限界まで調整してもクラッチが改善しない時はエンジン側で更に調整できる。ただしあくまで応急措置のため、早めにショップへ持ち込もう。

アジャスター

クラッチのキレが悪くなった時にはクラッチレバーの遊び調整で対応できることが多い。写真のアジャスターを回すことで調整可能だ。

ミラー

ミラーをぶつけて角度が変わってしまった時などは車載工具で修正できる。ナットが共締めになっているため、写真のようにレンチを2本使って調整しよう。

定期的にお店にお願いしたいメンテナンス

ドレンボルト

エンジンオイルも定期的に交換が必要だ。写真のドレンボルトを緩めて行うが、締め付けトルク管理もあるのでショップに頼むのが正解。10,000kmまたは、一年ごとに交換をしよう。

マスターシリンダー

ブレーキフルードのマスターシリンダーは半透明なため、劣化が目で確認しやすい。こちらも中のフルードが汚れてきたら交換してもらおう。

チェーン

毎回乗る前にチェーンのグリスアップを行うことを推奨したい。それでも伸びてきた時はお店で調整してもらおう。基準値は写真の位置で40-50mmの弛みとなっている。

ブレーキパッド

前後ブレーキパッドも擦り減ってくると重大なトラブルの原因になる。キーキー音がする前に定期メンテナンスでチェックしてもらおう。

ETC&バッテリー位置をチェック

バッテリー

バッテリーはシートの下に格納されている。急なバッテリーあがりを防ぐため、定期的にショップやガソリンスタンドなどで電圧チェックをしてもらおう。

ETC車載器

CB1000Rは、2018年12月に発売されたモデルよりETC2.0を標準装備している。タンデムシートを外すとETC車載器が顔を出す。

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