完成度が高い最新MTシリーズ 知れば役に立つ最新注意&情報

>>>MAINTENANCE<<<

確たる弱点はないが注意していればOK

 マスター・オブ・トルクとして再登場したMTシリーズ。'14年に登場した2代目はすでに電子制御システムを中心に、最新技術が凝縮されているためビギナー層での注意点もあまりなく、ヤマハらしくバランスのとれたラインナップといっていいだろう。今回は、そんな優等生といわれるMTシリーズのちょっとした注意点を紹介したい。紹介する車両はMTシリーズからMT-03をチョイス、そして派生モデルXSR700を取り上げる。オイルレベルアッパーの過敏反応、スロットルワイヤーボディの汚れなど細かい注意がいくつかある。またトレンドであるLED/ETC/USBの設置スペースなども知っておくといいだろう。

MTシリーズのメンテナンス

ヤマハ ネイキッドブランドMTは優等生だけど・・・

完成度が高い最新MTシリーズ
知れば役に立つ最新注意&情報

スロットルワイヤー付近の汚れ

ある程度の距離を走ると、経年劣化のひとつとして気にしないライダーが多く、そこはポイントとして挙げておこう。カンタン作業なのにもったいない。目視のセルフチェックで定期的に確認だ。

スロットルワイヤー付近の汚れ

走行距離で1万kmを超えたあたりで注意なのが、スロットルワイヤー付近の汚れだ。細かな箇所、かつ1万kmの走行で気が付かないユーザーが多いという。この清掃だけで機種の俊敏性が蘇るのだ。

MT-03

今回はMT-03を取り上げる。一般的にノーマルでの購入時は、タイヤ、チェーンなど換えることをお薦めする機種が多いが、MTシリーズはノーマルで十分楽しめるので、その予算は別にまわすのがお薦めだ。

MT-09 サスペンション

とくに人気のMT-09は、エンジンスペックに比べサスペンションが柔らかいのが特徴なので、サス交換もお薦め。走り方によるが、サス強化のSP仕様が発売されるほどなのでここも注意点。

XSR700 ETC車載器

多くのライダーが納車時に装着することが当たり前になったETC車載器。写真はXSR700。ネオレトロモデルとして、そのスタイル重視の車体には、このようにシート下に車載器を装着するのがお薦め。

LEDライト USB充電機器

トレンドというかマストというか、LEDライトへの変更が今は一般的になりつつあるという。また大半のライダーが装着するUSB充電機器は、ライト裏の電源から配線を。ここは販売店に任せよう。

XSR700の工具

こちらはXSR700の工具。最新モデルは工具袋に「ざっくり工具が収納されている」のではなく、整理されているから嬉しい。既存モデルは一度工具袋からすべて出して広げるため無駄に時間もかかる。

MT-09 オイルレベルアッパー・センサー

MT-09にとくに多いのが、オイルレベルアッパー・センサーの過敏反応だという。オイル交換時など、しっかり満タンにいれないとセンサーが反応してオイル不足表示が点滅するので注意。

撮影協力店

ウインドジャマーズ府中本店

ウインドジャマーズ府中本店

東京都府中市美好町1-7-2
TEL/042-363-4593 
営業時間/10:00〜19:00

バックナンバー

もっと見る