GooBike特集 バイクに関する特集ページ。バイク選びのノウハウなど、バイクライフを充実させるための情報が満載です。
TOP > 記事 > GooBike特集 >決め手(5)
決め手(5)

中古車であっても、とくに高性能化が進んだ近年のモデルは、かなり高価な遊び道具だ。
だからこそ購入時には、何かあった時に頼れる保証が心強い味方となる!

各社の認定中古車制度を理解しよう
各社の認定中古車制度を理解しよう
各社の認定中古車制度を理解しよう

買うのは機械なのだからしっかり保証してもらう

 中古車を購入するとき、「購入してすぐにトラブルが起きませんように・・・」と願うライダーは多い。しかしバイクが機械である以上、それが新車であったとしても、壊れるときには壊れるもの。残念ながら、トラブルの可能性をゼロにはできない。
 またバイクの世界では、ホンダのスーパーカブシリーズを筆頭に「とにかく丈夫でほとんど壊れない」機種もあるが、自分の好みではないのに、トラブルの確率を減らすためにそのような機種を選ぶのは、これまた楽しいバイクライフをすごしているとは言えないだろう。
 それならむしろ、我々ユーザーのほうから積極的に“中古車は壊れるもの”と考えてしまってはどうだろう?その対処法として、第一に上げられるのが“保証”の付帯だ。それぞれのショップが導入している保証制度には、車両が納車された後でも、トラブルに対応してくれるものが多くあるので、購入前にそれらの有無を確認しておけば、少しは安心というわけだ。
 しかしショップ単位で定める保証制度の多くは、対象となる期間や走行距離が短い。そこで、さらなる安心を得るために活用したいのが、メーカーやその正規ディーラーが導入している認定中古車制度だ。これらは、販売時に優良と認められた車両にのみ設定される保証制度で、たいていは通常より手厚い内容となっている。そのぶん、相場よりも車両価格が若干高めなこともあるが、愛車選びはともすれば100万円単位となる高価な買い物。数万円程度のアップは、絶大な安心感に比べれば安いものだ。
 また認定中古車は、壊れた際にメーカーやディーラーの負担が多く発生するので、販売する側も通常の中古車以上に吟味して設定してくる。結果的に驚くほどの極上車に出会えるチャンスも多く、そもそもトラブルが発生する確率が低い。納車されたばかりのバイクがすぐに修理で手元を離れるリスクが減るというメリットもあるのだ。

ボーダー
国内モデルとモトマップ正規取り扱い海外モデルのうち、排気量250cc超は最初の登録から3年以内、250cc以下は発売されて3年以内で、走行距離が10,000km以内の車両が対象。保証期間は、メーカーの保証書が現存し、保証期間が残っているものはそちらを優先。それ以外の保証期間は、登録後6ヶ月もしくは走行6,000kmまで。
Hondaドリームは、独自の87項目(車種により多少項目が異なる)もの厳しい点検整備の審査をクリアした車両のみに、「中古車保証書」を付けて販売。保証期間は、中古車を登録(名義変更)または届出した日から6ヶ月間または走行距離10,000kmまで(いずれか早い方)。保証対象部品は、車両を構成する部品のうちホンダが別に指定する部品。
初年度登録8年以内、走行距離8万km以内の車両で、修復歴がないこと。納車前に60項目納車前点検と4品目納車前部品交換が行われる。保証は1年間、走行距離無制限。ツーリング中に故障が発生した場合、電話でのアドバイスはもとより、修理やレッカーサービスの手配、代替交通手段や宿泊場所まで、BMW Motorradエマージェンシーサービスがサポート。
ヤマハ正規ディーラーネットワークのYSP店による制度では、新規登録から3年未満かつワンオーナー車で、独自に設定した100項目の点検をクリアしたヤマハスポーツバイクとビックスクーター(いずれも126cc以上)が対象となる。6ヶ月または10,000kmの保証付き。
欧米ブランドは積極的
欧米ブランドの中古車は、新車価格が高めに設定されていることもあって、必然的に高めになることが多い。しかしいっぽうで欧米ブランドのほうが、認定中古車やそれに近い保証制度を導入している確率は高め。ディーラー単位で導入が検討できる制度を取り入れていることもある。英国トライアンフの「NEXT-ONE」は、中古車の状態により3ステージに分類されて保証を受けられるぞ!

BACK NUMBER

テイストフルな2気筒に乗りたい
バイク用のエンジンにはさまざまな形式が存在するが、・・・
手軽に遊べる小型バイクに注目
今、原付二種モデルの勢いがいい! そして、それにつられるように・・・
バイクに乗って冒険へ行こう
果たして世界にまだ冒険はあるのか

バイクはクルマと同じく移動の手段になる。しかし、多くのバイク乗りは・・・
ミドルスポーツを読み解く、
5つのポイント

1000ccスーパーバイクの遺伝子を感じるスポーティで・・・
クルーザーの正しい楽しみ方
クルーザー=アメリカンタイプのバイクと考えられていたのは、・・・
EICMA×東京モーターショー
2年に一度の東京モーターショーに、世界最大の・・・
スクランブラーを愉しむ
2010年代に入って、ファッション<流行>はライフスタイル・・・
スーパースポーツを
100倍楽しく乗りこなす

レーシーなスタイリングに低いハンドルとバックステップ・・・
ヤマハSR400が
今なお支持される5つの理由

世の中には同一の車種名を持つロングセラーモデルは多いが・・・
いま、ネオ・クラシックが熱い
いかにもオートバイ然としたクラシックタイプのバイク。・・・
記事一覧