気軽さは最高！！お気楽原付ライフ

　サイズ的にも価格的にも最も手頃なバイクが原付クラスの車両だ。10万円台から新車が購入できて、置き場所の心配もそんなに必要のない原付は、昔から多くの人々の足として活躍している。
　現在各メーカーからは、実用性に特化したもの、スポーツ性を打ち出したもの、ファッション性をアピールするものと、幅広いユーザー層に向けて多彩な車種がラインナップされている。スクーターに限って言えば、そのどれもがそれぞれの特徴を持ちながらもメットインスペースなど、最低限の実用性を確保していることも原付ならではである。基本的に国産原付スクーターの場合は、どの車両を選んでも実用装備が備わっているということなのだ。となれば、あとはお気に入りのスタイルを選べばOK。日本固有のカテゴリーで、自動車免許があれば乗れる原付は最も手軽でお得なコミューターなのだ！

　ここでは原付クラスの中でも特に遊び心のある車両を紹介したい。ギア付き車や一味変わったスクーターと、移動手段としての基本性能に加えて、操る楽しみや見せる楽しみをエッセンスとして追加した車両は、毎日の足という範疇を越えて、日々の生活をもっと豊かにしてくれるはず。カスタムを楽しんだり、ちょっと頑張って遠出して車両の特性を最大限に生かした使い方を満喫するのも良い。ちょっとしたアイデアひとつで、原付バイクでもバイク以上に大きな楽しみをもたらしてくれることもあるのだ。
　他の原付とは違って、最初にこういった車両を手に入れれば、更なる楽しみを求めて、より大きなバイクへの憧れも沸いてくるかもしれない。個性派原付で新しいライフスタイルを手に入れよう！

原付であってもヘビーに使い倒したい、そんな人にオススメなのが、このバーディ。新聞配達用の完全な仕事仕様なのだが、機能に徹した頑丈なつくりは、逆にストリートでは新鮮に映る。重い荷物に対応するモデル、グリップヒーターを装備したモデルなど、高い実用性を備えている事も日常の相棒としてはバッチリなのだ！

　多くの人にとって趣味の乗り物であるバイク。そのせいかバイクに対する思いとは、休日やふとした瞬間のためだけの特別な乗り物という意識が強い。だが、今回は日々の生活にバイクを密着させてみるというテーマの中で、あらゆるカテゴリーの車両にスポットを当ててみた。実用的な車両なら、思う存分使い倒して真価を試す。趣味性の高い車両でひたすらその道を追求してみる……日本には数多くのバイクが販売されていて、それぞれに明確な用途があるが、何より車よりも素早く移動ができて、置き場所もコンパクトなバイクは街中を自由に移動する手段としてとてもエコで魅力的なのだ。最近では、ヤマハEC03やテラモータース・シードなどの電気バイク（EV）も販売され、エコもさらに進化している。この流れが加速していけば、もっともっとバイクとエコが強く結びつき、世の中に受け入れられるような時代がやってくるはずだ。