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昨年からバイク界を賑わせているニュースがホンダCBR250Rの話題だ。 全ての始まりはシングルシリンダー! 4ストシングルと聞くとどんな車両を思い浮かべるだろうか? 今世紀に入り一気に4スト化の波が押し寄せたモトクロッサー。エンジンの進化は長らく定番だったフレーム構成にも大きな変化を与え、結果として車両は劇的な進化を遂げた。各界の追い風に乗って、ロードスポーツシングルにも再び進化の時代がやって来る!? 高性能オフロード車に見た夢 強大なパワーとスピードを誇るマルチシリンダー車が時代の主流となっても、シングルエンジンは小排気量車やオフロードなど一部のカテゴリーで生き延びた。それは軽量コンパクトなシングルならではの利点が生かせるからだ。特にオフロードモデルでは各メーカーが新たにエンジンを開発し、コンパクトと高性能を追求してきた。どのメーカーも2ストモデルと4ストモデルを並行して開発・販売を続けていたが、2スト時代の終焉と共にそのメインストリームは4ストエンジンへと移行。 モトクロスの舞台での進化、そしてMoto GPも…… オンロードスポーツの最高峰モデルがマルチシリンダー車となって以降、4ストシングルはオフロードの舞台で進化を続けた。20世紀では2ストローク全盛だったモトクロスも、今世紀に入ると環境的な配慮から4ストモトクロッサーがその主役となる。これを境に4ストシングルは劇的な進化を遂げることとなった。エンジンはレース用として極限までハイパワーを追求、さらにエンジン単体重量も恐ろしいほど軽くおさえられている。時を同じくして各車のフレームも、かつてはモトクロスには向かないとまで言われていたアルミフレームが実用化され、車体としても劇的に進化を遂げた。 |
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