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積載力とエンジンでチョイ古ビグスクを選ぶ!
入門編ミドル

本流のVツインエンジンを選ぶ!

誰でも手を出しやすい250〜400ccクラスのクルーザー。過去20年近くを振り返っても、その種類は膨大!
売れ線を狙うか?それとも……

Honda VT400S
ホンダ VT400S

発表されたばかりのホンダニューマシンは「カジュアルロードスター」がコンセプトのVT400S。スポーツできるクルーザーとして人気が出そうだ。

新車価格64.995万円〜66.99万円

ホンダ VT400S
ヤマハ ドラッグスター400

Drag Star 400
ドラッグスター400

いまや400ccクラスで絶大な人気を誇るDSことドラッグスター。唯一の空冷エンジンの迫力は今も健在。新しいホンダVT400Sとは人気を二分するだろう。

平均相場42万円

Desperado
デスペラード

90年代中盤にスズキが登場させたデスペラード。ライバルをしっかり研究して作ったこともあり、車体の完成度はピカイチだ。

平均相場27.8万円

スズキ デスペラード

ホンダのミドルクラスなら種類も豊富!

 クルーザータイプの車両を選ぶ時に、入門編としてイチオシなのがVツインの250〜400ccを積んだミドルクラスだ。スタイルを満喫できる立派な車格、Vツインエンジンの鼓動感も楽しめる排気量だから、クルーザーとしての魅力を一番身近に感じることができるといえるだろう。
 特にホンダの場合は、スティードに始まり、シャドウシリーズ、そして発表されたばかりのVTと車種も豊富で、市場でのタマ数は圧倒的。250ccのマグナも視野に入れれば、車両は選び放題なのである。もちろん、購入後のカスタムに関してもアフターメーカーから数多くのパーツがリリースされているため、自分だけの一台を作るのならオススメなのだ。
 ただ、カスタム済み車両の場合は、メーターが交換されていることも多いため、実際の走行距離は実車のコンディションを見た上で、しっかりと判断したいところだ。

ホンダ スティード

STEED
スティード

90年代に圧倒的な人気を誇ったスティード。スタイルはもちろん、エンジンパワーも十分で、走りのポテンシャルも高い! 低走行車が見つかればラッキー。

平均相場25.9万円

SHADOW CLASSIC
シャドウ クラシック

前後のディープフェンダーや大きくバックしたハンドルなど、クラシックなアメリカンスタイルを求めるならコレ。ただし、価格はその他モデルに比べると高値傾向。

平均相場65.5万円

ホンダ シャドウ クラシック
ホンダ シャドウ スラッシャー

SHADOW SLASHER
シャドウ スラッシャー

スティードの後継モデルとして登場したシャドウ。スラッシャーはクラシックに比べてスッキリとしたスタイリングが特徴で、カスタムベースとしては申し分なし。

平均相場38.1万円

STEED VLS
スティード VLS

登場時には誰もが度肝を抜かれたスティードVLSは、なんとスプリンガーフォークを標準で搭載した車両なのだ。未だに市場での人気も高く、価格下落幅も少ないようだ。

平均相場34.8万円

ホンダ スティード VLS
ホンダ VRX

VRX

スティードのエンジンをオーソドックスな車体に収めたロードスポーツ。ダートトラック系のカスタムにはもってこいのスタイルだが、登場が早すぎた不運の車両かも。

平均相場26.6万円

V TWIN MAGNA
Vツイン マグナ

250アメリカンとしては空前の大ヒットとなったVツインマグナは、ホンダVT系のエンジンを使用したモデル。ディッシュホイールや低い車体は今見てもクール!

平均相場29.5万円

ホンダ Vツイン マグナ

空冷から水冷、2バルブから4バルブエンジンまで

 この20年間のミドルクラスクルーザーを振り返ってみると、一言にVツインエンジンと言ってもメーカーごとに違ったアプローチで開発を行っているため、同じ2気筒でもエンジンの詳細はかなり違う。そういった細かな部分に注目すると、それぞれの車両で特徴があって車両選びも楽しくなる。
 水冷エンジン車でもわざわざ空冷フィンを刻んだり、ラジエーターをフレームの間に配置してラジエータコアを隠したりと、車両の雰囲気がとても重要なクルーザークラスは、メーカーの努力も相当なものがあると言えるのだ。
 しかしそういった努力もメーカーによって力の入れどころが違っているから面白い。ヤマハの場合は先代ビラーゴの時代から空冷エンジンに拘りを持ち、騒音や排ガス規制の厳しい現行車のドラッグスターでもいまだに空冷エンジンで頑張っている。そうかと思えばかつてカワサキが販売していたカワサキのエリミネーター250Vは、DOHC4バルブのエンジン(35PS!)を搭載して、車体はクルーザーながらもクラス最高の瞬発力を備え、明らかに走りに振っていたりする。
 逆に言えば、そういったエンジンの特性を下調べしておかないと、車両の乗り味が、イメージと大きくかけ離れてしまう場合も出てくるから注意しておきたい。だがそこさえクリアになれば、自分にピッタリな車両を見つけ出すことができるはずだ。

ELIMINATOR 250V
エリミネーター250V

400ccクラスをも凌ぐ35PSのエンジンを引っさげて登場したエリミ。ドラッグマシンがコンセプトだった『初代エリミ』の走りの遺伝子をカワサキは忘れていなかったのだ。

平均相場37.9万円

カワサキ エリミネーター250V
カワサキ バルカン ドリフター

VULCAN DRIFTER
バルカン ドリフター

ラジエーターをフレームの間に配置し見た目にも拘りを見せたカワサキバルカン。ドリフターでは、前後ディープフェンダーに加えバディシートを採用し世間を驚かせた。

平均相場47.4万円

VIRAGO 250
ビラーゴ 250

XV400と並びヤマハの本格アメリカンの元祖がXV250ビラーゴ。既に絶版となって久しい車両だが価格も安く、狙い目だ。XV400ではシャフト駆動だが、こちらはチェーン駆動。

平均相場21万円

ヤマハ ビラーゴ 250
ヤマハ ドラッグスター250

DRAG STAR 250
ドラッグスター250

現在のドラッグスター人気を支える末弟。とはいえ、車体の作り込みは本気で、250ccとしては立派な車格と豪華な外装が魅力だ。足つきも良いので女性にも大人気。

平均相場42.6万円

DESPERADO X
デスペラード X

ビキニカウルにアンダーカウルと、スピード感溢れるデザインが魅力のデスペラードX。注目はフロントフォーク! なんと倒立フォークである。スズキの本気なマシンなのだ。

平均相場26.9万円

スズキ デスペラード X
スズキ ブルバード 400

Boulevard 400
ブルバード 400

イントルーダーとは一味違った近未来的なデザインのクルーザーがブルバード。こちらも倒立フォークを採用し、デスペラードの後継マシンと呼べるだろう。

平均相場63.8万円

INTRUDER 250
イントルーダー 250

ドラッグスターの対抗馬として市場を盛り上げるイントルーダー250。伝統あるイントルーダーの名に恥じない美しい車体が魅力の一台といえる。価格も手が出しやすい。

平均相場30.7万円

スズキ イントルーダー 250
スズキ イントルーダー 400

INTRUDER 400
イントルーダー 400

80年代から続くスズキクルーザーの名称を継ぐイントルーダー400。ブルバードとは違ったクラシック路線で、400ccながらリッター級の車格を持つ迫力の一台だ。

平均相場58.8万円

DS 400 CLASSIC
ドラッグスタークラシック400

人気のドラッグスターでもこのクラシックの人気は特に高い。大柄な車体に加え、外装やメッキの質感も良く、高級車の雰囲気をも備えるが、価格は高値安定傾向にある。

平均相場50.4万円

ドラッグスタークラシック400

日本はVツイン王国なのだ

 このページにある車両を見るだけでも、この20年近くで国産メーカーがどれだけのクルーザーを生み出してきたかが分かるはずだ。しかも250ccから400ccまで様々なエンジンを搭載している。
 確かにVツインエンジンの本場はアメリカかもしれないが、ミドルクラスだけでもこれだけバリエーション豊かなVツインエンジンを作ってきた日本は、世界的に見ても間違いなくVツイン大国と言って過言ではないのだ。
 もちろん種類が多いからこそ、ユーザー側としては迷ってしまうが、その迷いも楽しみのひとつ。相場と車両をしっかりチェックして理想の一台を探そう。Vツイン選びは奥が深いぞ!!

※価格は全てGoo Bike調べ。

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