2026/07/20 14:47:45 更新BMW 2023年モデル S1000RR アイドリング時の異音診断・修理BMW S1000RR




今回ご入庫いただいた車両は、BMW Motorradが誇るスーパースポーツモデル「2023年式 S1000RR」です。 お客様より「最近、アイドリング中にカチャカチャという異音が気になるようになった」とのご相談をいただきました。 S1000RRは、BMW Motorradのレーシングテクノロジーをフィードバックした高性能モデルで、999cc水冷4気筒エンジンを搭載しています。最高出力は約210PSを発揮し、サーキット走行にも対応するほどの高い性能を持ちながら、街乗りでの扱いやすさも兼ね備えた人気のスーパースポーツです。 その高回転型エンジンは精密な制御と高度な機械構造によって成り立っているため、普段とは違う音や振動は、車両からの大切なサインになることがあります。 まずはBMW Motorrad純正診断システムを使用し、車両全体の診断を実施しました。診断結果ではエンジン制御や各システムに異常を示すエラーコードの記録はありませんでした。
しかし、診断機上で異常が確認できない場合でも、実際に発生している症状を正確に確認することが重要です。エンジンを十分に暖機し、アイドリング状態を再現したところ、お客様のお話通り「カチャカチャ」という規則的な異音を確認しました。 さらに試運転を行い、走行中のエンジン回転数の変化やアクセル操作による音の変化などを細かく確認し、異音が発生する条件を分析しました。 点検を進めた結果、カムチェーンテンショナーに着目し、部品を取り外して単体での状態確認を実施しました。確認したところ、テンショナー内部の機構が正常に作動しておらず、本来必要となるカムチェーンへの適切な張力を維持できていない状態でした。 テンショナーの戻りも非常に軽く、カムチェーンを正しく保持できていないことを確認したため、今回発生していた異音の原因はカムチェーンテンショナーの不具合と判断しました。
S1000RRのような高回転まで使用するエンジンでは、カムチェーンの張りを適切に管理することが非常に重要です。バルブタイミングを正確に維持するための重要部品であり、わずかな不具合でも異音やエンジンフィーリングの変化につながる可能性があります。 新品の純正カムチェーンテンショナーへ交換を実施し、組み付け後にエンジンを始動。十分に暖機した状態でアイドリングを確認したところ、これまで発生していた異音は完全に解消されました。 その後も最終点検および試運転を行い、さまざまな走行条件で異音の再発がないことを確認。S1000RR本来の滑らかで力強いエンジンフィーリングを取り戻した状態で、お客様へお引き渡ししました。
お客様にも修理後のエンジンサウンドをご確認いただき、「気になっていた音がなくなり安心しました」と大変喜んでいただくことができました。 BMW S1000RRは、サーキットでの高いパフォーマンスを発揮する一方で、精密に作り込まれたエンジンを搭載しているため、小さな異音や違和感を早期に発見することが車両を良い状態で維持するポイントになります。 診断機にエラーが出ていない場合でも、実際の音・振動・走行フィーリングを丁寧に確認し、原因を一つひとつ追究することが正確な整備につながります。 当店ではBMW Motorrad純正診断機と豊富な整備経験を活かし、お客様の「いつもと違う」という感覚を大切にしながら診断・修理を行っております。 BMW S1000RRをはじめ、車両の異音や違和感、メンテナンスに関するご相談がございましたら、お気軽にCHAMPION76 名古屋名東/BMW motorrad正規ディーラーモトラッド名古屋名東までお問い合わせください。
費用
| 項目 | 数量 | 単価(円) | 金額(円) | 消費税 | 区分 |
|---|---|---|---|---|---|
| BMW診断装置接続 | 1 | 4,500 | 4,500 | 課税 | 工賃 |
| カウル脱着作業 | 1 | 0 | 0 | 課税 | 工賃 |
| テンショナー交換作業 | 1 | 6,000 | 6,000 | 課税 | 工賃 |
| カムチェーンテンショナー | 1 | 18,200 | 18,200 | 課税 | 部品 |
| 課税-小計(①) | 28,700円 |
|---|---|
| 消費税(②) | 2,870円 |
| 税込み-小計(③) | 0円 |
| 消費税 | 0円 |
| 非課税-小計(④) | 0円 |
| 値引き(⑤) | 0円 |
| 総額(消費税込)(①+②+③+④+⑤) | 31,570円 |
|---|
対象車両情報
作業時間目安
1時間











