リアブレーキシュー交換でホンダの原付スクーターディオにご入庫いただきました。

こちらの車両のオーナー様は個人売買でこのディオを手に入れ、その後のトラブルを当店で修理させていただいてからのご縁です。 個人売買車両やいままで他店で整備していた車両はどのような整備をしていたのかがわからないため、車両状態次第では整備のご依頼をご容赦いただくことがあります。 それでも違法改造車などでなければできるだけ対応したいと思いますので、まずはご相談ください。

センタースタンドを取外して欠品状態の車両です。 そのままでは後輪を外せないのでジャッキを使って作業をしていきます。 マフラーを外し、後輪を車体からはずせばブレーキシューが見えます。

見た目ではそれほど摩耗しているようには見えませんが、既に調整できない状態にまで減っています。

新しいものと比べると摩耗しているのがわかります。 今回はお客様が交換部品をご用意されました。 持ち込み部品の交換作業依頼です。 部品と交換部位によりますが持ち込み作業もお引き受けしますのでお気軽にご相談ください。 但し、持ち込み部品作業料が発生しますし、ご用意いただいた部品（メーカー）によってはお断りしますので、部品を手配する前にご相談いただいたほうがいいと思います。 装着されていたブレーキシューはホンダ純正品。 ご用意いただいた新しいブレーキシューはキタコ製。 キタコも信頼あるメーカーですから使用に問題はないでしょう。

新しいブレーキシューを組み付ける前に、ドラムブレーキの清掃とカムなどへのグリスアップを実施。 ホイールを取り付ける際のシャフトも清掃し錆を落とします。

交換自体は急げば30分もかかりませんが、車体からホイールを外すのはタイヤ交換かブレーキシュー交換のタイミングしかありません。 その為、このタイミングでしか見ることのできない箇所をしっかり点検し、必要であれば整備して作業を終えます。 ブレーキシューを交換し、ホイールを車体に装着した後にマフラーも装着。 作業終了です。