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スズキエンジンを搭載するイタリアン |
1978年に二輪事業に参画したカジバは、その後、ドゥカティ(現在はすでに独立)、モト・モリーニやハスクバーナを吸収するなどして、足早に成長を遂げた企業である。また、ランディー・マモラやエディー・ローソンを擁するグランプリチームを組織し、ロードレース最高峰クラスでもその名をとどろかせる活躍を見せたことは記憶に新しい。なかでも、'93年にはジャコモ・アゴスチーニが采配を振るうカジバのグランプリチームは、ダグ・チャンドラーやジョン・コシンスキーの活躍で表彰台の頂点にまで上り詰める。
そんなレースでの活躍したエネルギーを'90年代半ばには市販モデルの開発に転化。MVアグスタ復興の推進力として世界のバイクエンスージアストを酔わせたことはいうまでもない。スズキのVツイン、TL1000SやTTL650のエンジンを載せたラプトールシリーズをリリースするなど、手早く確実な成果を上げる方法を心得ているメーカーなのである。 |
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↑エクストララプトール |
↑ラプトール |
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