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スピード感あふれるスポーツバイクメーカー |
混迷の時代に自転車の生産からはじめ、'60年代後期にモペットの生産を開始して本格的に二輪事業に参画したアプリリア。その後、モトクロスやエンデューロなど、オフロードモデルの生産も手がけた。また、'80年代にはその勢いのままトライアルマシンも開発。世界選手権にも打って出て、初年度で5位を収める活躍を見せる。'85年には世界GP250クラスへも参戦。ビギナーズラックが通用するような舞台ではないことをだれもが知るこの世界で、参加初年度に選手権で6位を獲得。
アプリリアはある意味、歴史や伝統よりも彗星のようなスピード感あふれるメーカーなのだ。'98年にRSVシリーズをリリースすると、翌年からはスーパーバイクに殴り込みをかけ、モトGPへはV型3気筒マシンと芳賀紀之のカップリングで参戦したことで日本のファンにもおなじみ。とにかく新興勢力らしい軽快なフットワークで百戦錬磨の世界を渡り歩くアプリリア。RSV1000Rファクトリーは充実の装備で209万円。じつは日本メーカーの感覚にいちばん近いイタリアンメーカーなのだ。 |
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