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直4、単気筒、そしてフラットツインに独創の足まわり |
円を四分割し、青と白で90度ずつ塗り分けた、おなじみBMWのマークは、航空機のプロペラが回転するようすを模したものである。
1923年に初めてR32という500ccのフラットツインエンジンで幕を開けたBMWのモーターサイクル史は、それ以前の開発時期に造られたモデルを含めれば、すでに多くの経験を有していたのである。さらに、彼らはマークが象徴するように、航空機エンジンのメーカーとしてもすでにキャリアを有していたので、技術面でも多くのアドバンテージを持っていた。
R32に採用された水平対向エンジンとシャフトドライブのシステムは、その後のBMWのモデルには踏襲されていく。エンジンシステムも、空冷から空油冷へとなったが、現在でもBMWの代表格といえば、水冷対向2気筒である。
このエンジンスタイルは、'80年代初頭に水冷DOHC2バルブ4気筒を搭載したKシリーズに取って代わられようとした。しかし、根強いファンからの要望もあり、OHV空冷フラットツインモデルも現役復帰。その後、'92年にインジェクションを採用し、4バルブヘッドと、OHVながらカムシャフトの位置をシリンダーヘッドに近づけるなど、徹底的に近代化を図ったエンジン。そしてフロントホイールの懸架方式にテレレバー、リヤにはシャフトドライブのクセを緩和するパラレバーというリヤスイングアーム方式を採用して、革新さをアピール。ツーリングスタイルに合わせて、RS、GS、RTのほか、4気筒モデルにもRS、LT、GTをラインアップした。
650ccの単気筒モデル、Fもラインアップに加えながら、重厚なるBMWワールドを築いている。 |
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