地球規模で愛されるモデルへ

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2008年に2代目となりより一層の進化を遂げた

 市場投入から9年が経った2008年、ついに隼はフルモデルチェンジを遂げた。競合モデルであるカワサキのZZR1400が登場したのが2006年のことなので、約2年遅れた形となっていたが、後発となった分、細かな部分までしっかりと考えられて開発できている。
 スタイリングは大きく変更せず初代のコンセプトを踏襲。チタンバルブを新規に採用したエンジンは排気量1340cc、最高出力197馬力とされた。フレームもリセッティングされ15%の剛性を高めている。3種類の走行モードを選べるS-DMSやスリッパークラッチ、デュアルインジェクターの採用など、新時代を飾るのにふさわしいモデルチェンジであった。先代に比べエンジンマネジメントが進化しており、扱いやすくなったことも2代目の特徴で、そうすることで幅広いスキルのライダーがアルティメットスポーツの神髄を楽しめるようになった。
 2013年にフロントブレーキがトキコ製からブレンボの4ポッドキャリパーに変更されたり、2014年には国内仕様の販売が開始されるなどの変更が行われてきた隼の歴史だが、ついに今年その幕が下ろされることとなった。現在は新車で買える最後のタイミングであるとともに中古車も数多く出回っており、買い手市場と言える隼。この機会にオーナーとなるのはいかがだろうか。

SUZUKI HAYABUSA1300

SUZUKI
HAYABUSA1300

中古相場価格:62.3万円~160万円

車名をHAYABUSA1300へと変更した2代目。全体的には先代のデザインを踏襲する形となっているがスクリーンは高く、カウルは幅広くされており、ハイスピードツーリングでの快適性を一層向上させている。

SUZUKI HAYABUSA1300
SUZUKI HAYABUSA1300 SUZUKI HAYABUSA1300

約10年という長い販売期間を経てフルモデルチェンジへと至った隼。2代目ではパワーアップを図りながらも扱いやすさに注力をしたことで、さらにファン層を広げることに成功している。もちろんサーキットに持ち込んでも一級のポテンシャルを誇る。

2017 SUZUKI HAYABUSA1300R

SUZUKI
HAYABUSA1300R

中古相場価格:62.3万円~160万円

2014年に登場した国内仕様は2017年に販売を終了しており、現在新車購入できる2018年モデルは逆輸入車となっている。なお全体的に中古流通も多いため、予算や車両状態に合わせて選ぶことが可能だ。

KAWASAKI Ninja H2

隼をベースに派生した異端児的ファイター

SUZUKI B-King

中古相場価格:97.2万円~148.9万円

隼のネイキッドモデルであるB-King。しかしフレームからスイングアーム、サスペンションまで専用設計とされている。流通量が少ないレアモデルだ。

※中古車相場価格はグーバイク調べ(2018年7月)。

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