同じZでも機種により
必要なスキルが異なる
Z1に端を発する1980年代以前のZと、2003年型Z1000以降の新生Zシリーズでは、同じ900や1000でも車体の構成や使われる機構は大きく異なる。前者の場合、新車から40年前後が経過しており、故障のリスクはより高くなる。これを抑止するため、ユーザーにはより高い日常メンテナンス能力が必要となるし、出先でも多少のトラブルなら対処できるメカ知識も、ある程度は備えておきたいところだ。
一方で新生Zの場合、各部の注油やタイヤの空気圧チェックなど、一般的な日常メンテナンスだけでも基本的には十分。とくにZ1000やZ900系には電子制御パーツも多いので、自信がなければ重整備は作業をショップに任せよう。