スタイリング優先ならこちらがオススメ!

900 SUPER4(Z1) Z900RS
スタイリング優先ならこちらがオススメ!

初代Zのイメージを継承するのはZ900RS

7バリエーションから選択できる現行のZシリーズを比較したとき、名車Z1が持っていたイメージをもっとも濃く感じられるのはZ900RSだ。1970年代の雰囲気と、イマドキの乗り味とを一緒に堪能することができる。

Z1やZ2の雰囲気をより気軽に味わえる!

 Z1やZ2は、現在でも多くのライダーから人気を集めるが、新車販売から40年以上が経過しているとあって、中古車はかなりのプレミア価格。しかもバイクが機械である以上、古くなれば故障のリスクは高まるし、それを解消するためフルレストアすれば、これまたコストがかかる。もちろん、本物のZ1やZ2を愛するユーザーの気持ちも尊重できるが、一般的なライダーが簡単に手を出せるような世界ではない。

 そこで、それでもZ1やZ2のスタイリングが好きという人にオススメなのがZ900RS。現行モデルなので、安心して乗れるのが魅力だ。

Z900RS 指針式メーター&砲弾型カバー
指針式メーター&砲弾型カバーに
現代的な技術も多数取り込む

指針式の速度計と回転計で構成された2眼メーターと、砲弾型のメーターカバーは、Z1から継承されたデザイン。Z900RSでは、これにギヤポジションや外気温、瞬間や平均の燃費などが表示できる液晶パネルを組み合わせ、レトロさと先進性が融合してある。

Z900RS 丸型ヘッドライト
現代的なLED仕様としながらも
伝統の丸型ヘッドライト形状を採用

Z900RSのヘッドライトユニットは、170mmの大径丸型形状で、Z1をはじめとするかつてのバイクが持っていたレトロな雰囲気を演出してある。一方でヘッドライトはLED仕様で、明るい白色光が優れた視認性を生みだす。ちなみにウインカーもLEDタイプを採用。

Z900RS テールカウル&ランプ
テールカウル&ランプも
Z1へのオマージュが込められた意匠

Z1やZ2を彷彿とさせる流れるようなテールデザインとオーバルレンズのテールランプを採用。テールランプは現代的なLEDタイプだが、多数のLEDをドット的に点灯させるのではなく、ひとつの大光量LEDバルブを面発光させることでレトロモダンな雰囲気に。

Z900RS ティアドロップ型の燃料タンク
ティアドロップ型の燃料タンク
Z1からインスパイア

ニーグリップのためのプレス面をあえて廃した、滑らかな曲線を持つティアドロップ型のフューエルタンクは、そのカラーリングを含めてZ1やZ2を彷彿とさせるデザイン。搭載位置にもこだわり、車体開発ベースとなったZ900用のフレームに改良を施してある。

Z900RSの車名は国内版のZ2も意識!

Z1こと900スーパー4は、この当時の日本では自主規制により総排気量750cc超の二輪車が販売できなかったため、輸出専用車として開発された。そこで、Z1の国内版として設計されたのが、こちらも近年の漫画などに登場することも多く、幅広い層から根強い支持を集め続けるナナハンのZ2だった。そしてこちらの正式な車名は750RS。つまり現行型のZ900RSは、Z1とZ2の両方を思わせるネーミングとなっているのだ。

750RS

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