250は4→1→2気筒と進化
万人受けするとはまさにこのこと
250スポーツをけん引！
同一排気量でイニシャルも同じくして、これほどまでにエンジンバリエーションを変更してきたモデルはCBRくらいだろう。CBR250の歴史は1986年にCBR250FOURの登場から始まった。同クラスにて世界初となるカムギアトレーン機構を備えたDOHC4気筒エンジンは、超高回転を可能とした。レーサーレプリカブームの後押しにより、スポーツライクなスタイリングへとモデルチェンジを繰り返してゆくが、1990年に登場したCBR250RRを最後にいったんピリオドを打つ。
それから約20年の月日が流れた2011年、CBR250Rとして再び産声を上げることになる。復活を遂げた新生CBR250Rは、以前のCBR250シリーズとは異なりシングルエンジンを搭載していた。どのようなステージでもスポーツライディングを楽しめるように設計されたCBR250Rはシングルエンジンならではの快活さと軽量さ、そして何よりもコストが抑えられたことで（スタンダードは44万9400円）、ビギナーからエキスパートまで幅広い層に支持された。そして2017年に現行モデルCBR250RRがデビューした。クラス最強馬力を誇る2気筒エンジンを搭載しており、CBR250の新時代を背負うものとなった。
現行CBR250RRに搭載される、新設計のDOHC直列2気筒エンジン。ショートストロークと最適なバルブタイミングの設定で、低回転から高回転までパワフルなポテンシャルを発揮する。
HONDA
CBR250FOUR
SPECIAL EDITION
新車価格：54万9000円
中古相場価格：23.15万円～
CBR250シリーズの幕開けとなったモデル。各メーカーから徐々にカウル付きスポーツモデルが登場する時代にあって、その中でも高性能を誇る一台。中古流通が少なく、あれば買いのモデル。
HONDA
CBR250R（1987）
新車価格：55万9000円
モデル名にRが付き、フルカバードフェアリングを採用。エンジン内の徹底的な軽量化により18000回転からレッドゾーンとされた。1年のみ生産され、現在中古流通数は0と、とてもレアな一台。
HONDA
CBR250RR
新車価格：59万9000円
中古相場価格：29.8～68万円
2灯ヘッドライトや湾曲型のスイングアームであるガルアームが特徴的なCBR250RRは、第一次CBR250時代の最終型だ。各部クオリティの高いパーツが採用され、現在も高い人気を誇る。
狙い目！
HONDA
CBR250R
新車価格：44万9400円
中古相場価格：17.9～85.5万円
2011年に復活したCBR250伝説第二章のトップバッター。以前のモデルとは一線を画するパッケージングではあるものの時代にマッチ。2014年には外装が変更された。中古流通が多く狙い目。
HONDA
CBR250RR ABS
新車価格：75万6000円
中古相場価格：53.8～96.12万円
現行モデルとなるCBR250RRは、クラス初のスロットル・バイ・ワイヤを採用し、3パターンのライディングモードを選択可能となっている。中古市場での流通はあるものの、高値で取引される。
※中古車相場価格はグーバイク調べ（2018年3月）。
