>>>MAINTENANCE<<<
必要なモノは4つ!
クラッチレバーを留めているボルトを緩めるための「レンチ」、ワイヤーの滑りを良くする「スプレー式潤滑剤」、その潤滑剤を吹き込むためのアイデア商品「インジェクター」、そして仕上げに使う「グリース」。あとはウエスを用意するくらいでOKだ。
レッドモーター
TEL:03-3915-0953
東京都北区西ヶ原4-6-2
http://redmotor.com
街の普通のバイクショップに見えて、実はドラッグレーサー界では知らぬ者がいない有名チューナーがこちら。が、敷居はとても低い。
すべての作業後にクラッチの遊びを元の状態に戻すために、レバーの根元のすき間を測っておく。ノギスが便利だが、定規でもOK。
クラッチレバーの引き代を調整するアジャスターをめいっぱい締め込み、レバーの遊びを最大にする。
レバーを根本で固定しているボルトをレンチではずす。ラチェットレンチがなければ、メガネやコンビネーションなどのレンチでOK。
緩めきったら、ボルトが抜けます。これでレバーははずせますが、ちょっとガマン。
ワイヤーをはずすために、アジャスターの切り欠き部分とレバーホルダーの切り欠き部分が一直線になるように揃えます。
レバーをはずしながら、ワイヤーもはずれるようにゆっくりと平行にスライドさせます。
レバーがはずれました。引っ掛けてあるタイコ(ワイヤーの先端にある筒状の留め具)をレバーから抜きます。
注油した潤滑剤がケーブル内部をつたって下に落ちますので、その部分にウエスを敷いて汚れるのを防ぎます。
インジェクターの登場です。ケーブルの端をゴムの部分に挿入し、固定します。固定はインジェクターのネジで締め込んで調整します。
ケーブルから出るワイヤーが、ちょうど真ん中にくる場所で留めるのが理想的。奥(上)すぎても手前(下)すぎても注油しづらくなります。
ネジが2つある場合、タイコ側を強く、ケーブル側を少し弱めにするのがコツです。ちなみにインジェクターの原理は漏斗といっしょ。
注油します。漏れなしで潤滑剤を注入できることはほとんど不可能、必ずすこし漏れます。ケーブル下部まで潤滑剤が落ちたら完了。
馴染ませるためケーブルを持ってワイヤーを出し入れしてください。その次にレバーを掃除した後、グリスアップします。
ボルトにもグリスを塗ってから挿し直します。最初に行った作業を、逆の行程で元に戻していきます。
ボルトとナットを締めつけます。次にアジャスターを緩めつつ、レバーの遊び量を調整し、元に戻します。これにて完了!