扱いやすければいつでもどこへでも乗りたくなる!
「重すぎて駐輪場から出す気が起きない」「足つきが不安で乗るのをためらう」なんてことになったら、せっかくバイクを買っても辛いだけ。そんなことにならないよう、扱いやすさも重要なポイントになる。
まず軽さ。「車両重量」とは一般的にエンジンオイルなど、バイクを走らせるために必要な装備をすべて備えた状態での重量値で、当然軽いほど取り回しやすい。ちなみに古いモデルのスペックには「乾燥重量」と書いているものがあるが、これはオイル類を抜いた状態の重さ。現在では一部の輸入車以外では使われていない。
足つきは扱いやすさを測るうえで必須の項目。跨った際に両足が地面にべったりとつくほど安心感の高いものはない。その参考になるのが「シート高」である。ホンダ・NM4-01とヤマハ・ドラッグスター400は、車両重量は重いが圧倒的なシート高の低さによって選出した。
重心位置やシート形状などさまざまな要素が絡み合う
車両重量のほかにも重要な要素として、車体の重心位置がある。低ければ当然安定感があって取り回ししやすい。また、足つきの良し悪しはシート高の数値だけでなく、シート形状でも大きく変わる。購入時は実際に押し歩きや跨ってみるなど、いろいろ試してみるのが良いだろう。