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冬にこそ効く バイクにまつわる最新機能

寒さはライダーにとって大きな「敵」だ。体力を奪われて注意力は散漫になりがちで、道路は凍結
や落ち葉で滑りやすくなっている。しかしABS やトラクションコントロールシステムなど、最新モ
デルに搭載される数々の機能は、そんな「敵」を蹴散らしてくれる強い味方。今回は、冬だからこ
そ見直したい、そんな最新機能を紹介していこう!

Text/Kuniyasu Kurisu・Toshiyuki Sagayama Photo/Hiromu Inoue・GooBike編集部

栗栖 国安
栗栖 国安
今回、さまざまな機能を解説してくれるのはモータージャーナリスト・栗栖さん。バイク歴は40年以上で、じつに半世紀近くにわたりバイクの進化を見続けてきた。

冬に気をつけたいポイント

凍 結
凍結
雨の日は夏でも滑りやすくて注意が必要だが、冬になると濡れた箇所が凍結し、さらに滑りやすくなる。山間部や寒冷地帯などでは雨が降らなくても路面が凍っていることもある。より慎重なライディングを心がけたい。
寒 さ
寒さ
冬と言えば、何はなくとも寒さに注意! とくに走行中は実際の気温よりも体感温度はぐっと下がり、体力を容赦なく奪っていく。そうすると注意力が散漫となり、思わぬ事故を引き起こすのだ。
落ち葉
落ち葉
秋から冬は落葉の季節。道路に落ち葉が散乱していることは珍しくない。じつはこれが曲者で、大量の落ち葉をタイヤで踏むとグリップせず、そのまま滑ってしまうのだ。山のワインディングなどでは要注意!

今回の使用バイク

3段階のTCSが魅力!
スズキ GSX-S1000 ABS
SUZUKI GSX-S1000 ABS
新車価格:111万5640万円 中古相場価格:74.7〜110万円
スーパースポーツGSX-R1000のエンジンをストリート向けにセッティングし、街中からワインディング、そして高速道路まで、シーンを選ばずに楽しめるスポーツネイキッド。高機能なトラクションコントロールシステムが好評だ。
スズキ GSX-S1000の中古車を探すスズキ GSX-S1000の中古車を探す
スズキ GSX-S1000 ABSのカタログスズキ GSX-S1000 ABSのカタログ
至れり尽くせりの快適機能
ヤマハ FJR1300AS
YAMAHA FJR1300AS
新車価格:183万6000円 中古相場価格:64.8〜143.8万円
長距離ツーリングでの快適性とスポーツライディングの楽しさを高いレベルで両立させたラグジュアリー・ツアラー。クラッチ操作なしでシフトチェンジできる「YCC-S」をはじめ、最新機能を多数有する。
ヤマハ FJR1300ASの中古車を探すヤマハ FJR1300ASの中古車を探す
ヤマハ FJR1300ASのカタログヤマハ FJR1300ASのカタログ

冬のネガティブ要素を最新機能で吹き飛ばす

 多くのライダーにとって辛い季節「冬」がやってきた。寒さは容赦なくライダーの体力を奪い、同じ距離でも他の季節に比べて疲れ方は格段に上。そこで近年では冬でも快適に走れる機能が注目されている。
 なかでも関心を集めているのがヒートシステム。グリップヒーターはバイクに乗る上でもっとも冷えやすい手を温めてくれるし、アフターパーツメーカーから発売されている後付けグリップヒーターも人気だ。ハイグレードモデルではシートヒーターが装備されているものもあり、さらに快適である。
 じつは冬に気をつけたいのは「寒さ」だけではない。凍結など、普段より滑りやすくなった路面状況も要注意ポイントである。ただし、これもABSやトラクションコントロールシステム、走行シーンに応じてセッティングを変えられる走行モードなどがあれば、ある程度危険を回避出来る。また、イージーライディングを可能にするDCTやYCC-Sは、疲れやすい冬のツーリングの強い味方。シフトチェンジに気を使うことなく運転に集中出来るのだ。
 ライダーの快適性や安全性を高める機能は日々進化を重ね、バイクをより楽しくて便利なものにしてくれる。そしてそれは、ライダーの敵とも言える「冬」にこそ真価を発揮してくれるのだ。次ページからは、各機能をより深く掘り下げ、その役割や実用性について紹介したい。これを読めば、最新機能を有したモデルが欲しくなるはずだ!

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