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充実装備の内容はさまざま!同じ機種でグレードによって装備が異なる場合もあれば、「国内仕様はすべて○○」というような設定がされていることも・・・
高速道路の料金所をノンストップで通過できるETCは、安全性と利便性を高めるアイテムとして、多くのライダーが愛車に装備するようになってきた。市販車の中には、2014年型として新登場したスズキの国内仕様ハヤブサをはじめ、このETC車載器を純正装着している機種がある。インジケーターがメーター内に配置されるので、メーター周りがすっきりしているのも特徴だ。
冬のライディングでツラいことのひとつが、指先の冷え。グローブをあまり厚くしてしまうとマシン操作に悪影響を及ぼすし、根性で耐えるには限界がある。この問題を緩和してくれるアイテムが、内蔵の電熱線でグリップを温めるグリップヒーター。海外ブランドではBMWが以前から標準装備に積極的だが、ホンダの国内仕様VFR800Xなど、日本車にも純正装着車があるのだ。
近年の高性能二輪車は、エンジンマップを数種類から選べるモード選択機構をはじめ、ABSやトラクションコントロール、クルーズコントロール、幅広いシーンで思いどおりの走りを実現するアクティブサスペンションなど、電子制御アイテムを積極的に導入する傾向。これらの多くは、後から追加するのが不可能に近い。機能が欲しいなら、最初から充実装備の機種を狙おう。
スーパースポーツ系を中心として、バリエーション設定や特別仕様車の追加によって、オーリンズなどのハイグレードなサスペンションを装備したバージョンが用意されている機種もある。サスペンションは、アフターマーケットパーツで換装できるアイテムでもあるが、単体購入するとかなりの金額になるので、最初から上級仕様の足まわりを持つ中古車を狙うのも悪くない。 各部のアルマイトも専用化されている!「225」時代の1985年から続くセローシリーズには、生誕20、25、30周年を祝う特別仕様車があった。これらのモデルは、基本的にはカラー&グラフィックのみが専用化され、各部がより上質な仕上がりとなっている。受注期間限定で特殊なリアルツリーパターンを備えていた25周年記念車は、中古車の数が少なく高値安定傾向だが、左の20周年や30周年の記念車は、スタンダードとの中古価格差があまり感じられない。 2005年型 2015年型 今後の中古相場を注視したいのはコレバランス取りを施したエンジンを搭載し、専用の鍛造トップブリッジやオーリンズ製の前後サスなどを備え、シングルシート仕様化しながら各部の車体組み付けを高精度化したのが、CBR1000RRのSP仕様だ。国内仕様として2014年から販売され、スタンダードのABS仕様車と比べると新車時は約35万円の価格差に設定されている。狙い目モデルとなるか、高値安定となるか、今後に注目したい機種だ。 2014〜2016年型・国内仕様 |
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