GooBike特集 バイクに関する特集ページ。バイク選びのノウハウなど、バイクライフを充実させるための情報が満載です。
TOP > 記事 > GooBike特集 >バイク×アウトドア CAMPツーリングに行こう
バイク×アウトドア CAMPツーリングに行こう
バイク×アウトドア CAMPツーリングに行こう

タンデムシートに荷物をくくりつけ、いざ旅へ!

 愛車にキャンプ道具を積んで、自然のなかで過ごすキャンプツーリングは、バイクの醍醐味を凝縮した楽しみ方だといえるだろう。しかし、多くのライダーが躊躇するのが装備の多さ。テントにシュラフ、さらにランタンやガスストーブ、もちろん食材だって必要だ。愛車にパニアケースがあれば、大きな荷物も苦にならないだろうが、今回、僕が旅の相棒としてチョイスしたのはヤマハ SR400。今年で発売38年となるロングセラーモデルである。
 果たして、パニアケースなし、キャリアなしのSR400でキャンプツーリングは楽しめるのだろうか?答えを先に言うと、「十分に楽しめる!」。たくさんの荷物も工夫次第で難なく積めるのだ。

バイク×アウトドア CAMPツーリングに行こう
コッフェルやガスストーブ
LEDランタン
コンパクトに収納できるコッフェルやガスストーブは必須。荷物に制限のあるキャンプツーリングでは大いに役に立つのだ。
柔らかい光が楽しめるガスランタンのほか、実用性の高いLEDランタンを併用。頭に装着できるヘッドランプも持っておきたい。
荷物の積み方
意外とカンタン!!
コツは「ロープをクロス」
荷物の積み方
荷物の積み方
僕は2種類のロープを併用。まずは2本を真ん中でマウントするデュアルロープで固定。

荷物の積み方にはライダーそれぞれにやり方があって、微妙に違うのだが、おおむね共通しているのは「ツーリングネットはメインでは使わない」、「ロープは『ナナメ』に掛ける」というもの。これで荷物はガッチリ固定される。ぜひ一度、試してみてほしい。

荷物の積み方
荷物の積み方
次に1本のロープを使う。基本は「ナナメ掛け」で、左前がスタートなら、次は右後ろ!
荷物の積み方
右後ろに引っ掛けたロープを左後ろへ。さらに右前へクロスさせていくのだ。
荷物の積み方
最後に荷物がしっかり固定されているかをチェックする。揺すってみて動かなければ、積み込みは完了!
荷物の積み方
バックパックはシート上の荷物の上に乗せれば、重たくても肩が痛くならない。
YAMAHA SR400
YAMAHA SR400
新車価格:55万800円〜
中古相場価格:9.3〜86.5万円
1978年の発売以来、基本的なスタイルを崩すことなくリリースされている超ロングセラーモデル。今回使用したのは「ヤマハ発動機創立60周年記念モデル」で、受注期間は2016年4月末日まで。間もなく受注期間が終了するので、気になる人はお店へ!
ヤマハ SR400の中古車を探すヤマハ SR400の中古車を探す
ヤマハ SR400のカタログヤマハ SR400のカタログ
荷物の中身 1
荷物の中身 1
バックパックにはレインウェアや洗顔セット、さらに工具など、比較的軽く、なおかつ使用頻度の高いものを入れておく。いざという時に、いつでも使えるようにしておきたい。
荷物の中身 2
荷物の中身 2
シート上に積むザックにはテントやシュラフ、ガスストーブなど、重くてキャンプ場でしか使用しないものを入れる。盗難など万がいちに備え、貴重品は入れないように!

あると便利なツーリングギア

スタンダードスタイルのバイクでも、カスタムパーツやツーリングギアを装着すれば、快適なツーリングバイクに早変わり!

商品の問い合わせ:プロト 0566-36-0456  http://www.plotonline.com/

ロードシールド クラシックスクリーング4
MRA
ロードシールド クラシックスクリーング4
1万1340円
シンプルなデザインで、SRのようなクラシックスタイルにも似合う。疲れ方に大きな差が出るアイテムだ。取り付けには別売のハンドルマウント「MV-NMK」(5184円)が必要。
トップケースキャリア
HEPCO&BECKER
トップケースキャリア
2万9160円
下に紹介するトップケースを装着するのに必要。もちろん、そのままでもキャリアとして装着でき、利便性が大きくアップする。純正スタイルを崩さないさりげなさも良い。
ジャーニートップケース42
HEPCO&BECKER
ジャーニートップケース42
2万8296円
ドイツのヘプコ&ベッカーがリリースするトップケース。丈夫で高級感も高く、所有感を十分に満足させてくれる。ツーリングのときだけでなく、普段から重宝しそう!

総論

ひとくちに「ツーリング」といっても、バイクに求めるものは人それぞれ自分の理想とするツーリングスタイル、バイクライフに合った1台を選ぼう

ツーリング
高速道路を使って、とにかく遠くに行く人もいれば、おなじみのコースを1日掛けて回る人もいる。ツーリングはまさに、人それぞれ!
ワインディング
目的地を決めずにワインディングを楽しむのも、ツーリングのひとつのカタチだ。
アドベンチャーバイク
アドベンチャーバイクは近年、人気急上昇のジャンル。気になる人も多いだろう。

ツーリングバイク選びは
疲れないバイク選び!

 ここまでツーリングに行くためのバイク選びをさまざまな視点から検証してきた。そこで見えてきたものは、いかに疲れずにライディングを楽しむか。何泊もするようなロングツーリングはもちろん、日帰りツーリングだって、帰るころにはけっこうヘトヘトになっている。そういうときに事故を起こしやすいのだが、逆にいえば、疲れていなければ事故を起こす確率もグンと減る。
 つまり「ツーリングバイク選び」とは「疲れないバイク選び」につながる。その答えが、ラクなライディングポジションで、防風性能が高いもの。さらに積載性が高ければ、カバンを背負う必要もなくなり、疲れにくくなるだろう。
 しかし、もし気になるバイクにそれらの条件が当てはまらなかったら?そのときは欲しいバイクを買うべきだと思う。なぜなら、積載性のほとんどないSR400だってキャンプツーリングを楽しむことができたし、休日にツーリングスポットを見渡せば、スーパースポーツだってたくさん走っている。そう、バイクは趣味性の強い乗り物。最後は自分が好きなバイクを買えばいいのだ!
 ただ、快適にツーリングを楽しみたいという人には、今回の企画はきっと役立つはず。ぜひとも愛車選びの参考にしていただきたい。

BACK NUMBER

テイストフルな2気筒に乗りたい
バイク用のエンジンにはさまざまな形式が存在するが、・・・
手軽に遊べる小型バイクに注目
今、原付二種モデルの勢いがいい! そして、それにつられるように・・・
バイクに乗って冒険へ行こう
果たして世界にまだ冒険はあるのか

バイクはクルマと同じく移動の手段になる。しかし、多くのバイク乗りは・・・
ミドルスポーツを読み解く、
5つのポイント

1000ccスーパーバイクの遺伝子を感じるスポーティで・・・
クルーザーの正しい楽しみ方
クルーザー=アメリカンタイプのバイクと考えられていたのは、・・・
EICMA×東京モーターショー
2年に一度の東京モーターショーに、世界最大の・・・
スクランブラーを愉しむ
2010年代に入って、ファッション<流行>はライフスタイル・・・
スーパースポーツを
100倍楽しく乗りこなす

レーシーなスタイリングに低いハンドルとバックステップ・・・
ヤマハSR400が
今なお支持される5つの理由

世の中には同一の車種名を持つロングセラーモデルは多いが・・・
いま、ネオ・クラシックが熱い
いかにもオートバイ然としたクラシックタイプのバイク。・・・
記事一覧