最初はフレンドリーな
機種を選ぶのが正解
エントリーライダーや、中上級者でも、これまでオンロードのみでバイクに乗ってきたというライダーが、初めてオフロードに挑戦するなら、とにかく扱いやすさを重視することをお薦めする。
説明するまでもなく未舗装路は、舗装された一般的なアスファルトの道路よりも滑りやすく、ちょっとした操作ミスなどが転倒につながりやすい。オフロードカテゴリーのなかでも扱いやすさを重視した機種であれば、運動性能ではスポーツ系に一歩譲ったとしても、バイクの操作がイージーになり、結果的に転倒のリスクを減らせるからだ。
山道を、ときには両足も使いながらトコトコと進むような、マウンテントレッキングを想定した機種には、そのように扱いやすくフレンドリーな性格が備わっていることが多い。筆頭は、ヤマハのセロー系。ホンダのXR230やかつてのSL230、カワサキがかつて販売していたスーパーシェルパなども、このジャンルに含まれる。さらに、現行型のうちカワサキのKLX125やヤマハのトリッカーも、同様の傾向になっている。
まずはトレッキング系で基礎を学び、物足りなくなったらヤマハのWR250Rなどのよりスポーティな機種にステップアップするのが、楽しく安全にオフロード遊びを続ける、ひとつのライン取りとなるだろう。