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基本│BASIC 「空冷」って何だ?

基本│BASIC 「空冷」って何だ?

ENGINE TYPE
YAMAHA SR400
シリンダーがひとつしかない空冷単気筒エンジンは、4ストロークエンジンのなかでも最もシンプルだといえる。メンテナンス性に優れ、味わいのある乗り味にファンは多い。
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走行風やフィンの放熱効果で冷やす
「空冷」とはエンジンの冷却方式のひとつで、その名のとおり「空気で冷やす」方式を指す。空冷エンジンの表面(主にシリンダーやヘッド部分)には「フィン」と呼ばれる突起上の構造物がつけられている。エンジンの表面積がこのフィンによって増え、放熱効果を高めているのだ。ちなみにフィンはエンジンだけでなく、たとえばバイクのパーツであればレギュレーターにも刻まれているし、LEDランプや古いオーディオなどにも使われている。熱を持ち、なおかつ放熱しなければならないものの多くに採用されているのだ。
 この空冷エンジン最大の特徴といえる「フィン」が作り出す造形美・機能美が多くのライダーを魅了する一因となっている。水冷エンジンにもフィンを採用するモデルがあるが、放熱効果を高めるだけでなく、じつはエンジンの美しさを演出するために採用されているものも少なくないのだ。
単気筒
YAMAHA
SR400
新車価格:
55万800円
中古相場価格:
9.8万円〜108万円
YAMAHA SR400
直列4気筒
HONDA
CB1100EX
新車価格:
113万4000円〜
中古相場価格:
87.4万円〜102.1万円
HONDA CB1100EX
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ENGINE TYPE
HONDA CB1100EX
1969年のCB750FOUR登場以来、ニッポンのスタンダードともいうべきエンジン形式。高出力と荒々しい乗り味を両立している。
V型2気筒
YAMAHA
BOLT C-Spec
新車価格:
97万7400円〜
中古相場価格:
84.7万円
YAMAHA BOLT C-Spec
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ENGINE TYPE
YAMAHA BOLT C-Spec
ヤマハのボルトやドラッグスター、そしてハーレーに搭載されるのが空冷V型2気筒エンジン。乗り味はもちろん、その美しさも魅力のエンジン形式だ。

せっかくなので知っておきたいコレが「水冷」!

ENGINE TYPE
YAMAHA MT-09
「フィン」を装備する水冷モデルもあるが、そのほとんどは無機質なデザイン。しかし性能は高く、出力も安定している。
現行モデルの主流となる冷却方式
「水冷」は「水でエンジンを冷やす」方式のこと。水といっても実際はクーラントと呼ばれる不凍液を用いる。このクーラントをエンジンとラジエター間で循環させることで、効率良くエンジンの熱を冷ますことができる。そのためエンジンの性能を安定して出力でき、排ガスのクリーン化にも適合しやすく、現行モデル(とくに大型)の主流となっているのだ。
YAMAHA
MT-09
新車価格:
84万9640円〜
中古相場価格:
65万円〜108万円
YAMAHA MT-09
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まだ種類はある「油冷」「空油冷」とは?

ENGINE TYPE
「油冷」「空油冷」
空冷より冷却性能が高く、水冷よりシンプルなために軽量。80年代後半〜00年代まで、スズキの一翼を担った名機である。
エンジンオイルを積極的に活用
 現在では空冷と水冷の二つがエンジン冷却方式のメインとなっているが、00年代後半までスズキが採用していたのが「油冷」だ。これは基本的な機構は空冷と同じながら、エンジンオイルをより積極的にエンジン冷却に活用しようというもので、シリンダーヘッド裏側などに潤滑とは別にオイルを吹き付ける仕様となっている。
 なお、BMWの一部は、現在も「空油冷」を採用している。

中古相場価格は、GooBike.com調べ。

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