- 先輩ライダーの苦い経験を
学んでスマートライダーに - いまではエキスパートなんて呼ばれているライダーにも、必ず初心者だったころがある。バイクに慣れていないそんな初心者時代にやらかしたミスについて、街のベテランライダーたちに思い出してもらった。
中でも多くのライダーが挙げたミスが、キルスイッチがオフのままエンジンをスタートさせようとして焦ったというもの。セルが回らなければすぐに気づくが、キルスイッチがオフでもセルは動くのに、点火がカットされてエンジンがかからないなんていう一部機種の場合は、発見が遅れることもある。「ずっとセルを回していたら、今度はバッテリーが弱ってきて・・・」と、恥ずかしそうに過去を語るライダーもいた。
2位に挙げたのは、タイヤの空気圧が減ったまま走り続けてしまい、タイヤの偏摩耗を引き起こしたりハンドリングの不具合を抱えたまま愛車に乗り続けていたりしたなんていう失敗談。これは、上級者でも意外とやりがちなミスかもしれない。
3位は、サイドスタンドの出し忘れや、下り坂でギアを入れずに駐車したことなどによる転倒。「初めての長旅で疲れすぎて、サイドスタンドを出したつもりでバイクを寝かせたら、そのままガシャンと・・・」と、あるライダーは顔を赤らめていた。
- バイク屋さんを困惑させる
ユーザーになりたくない! - 神奈川県にある、約30年の歴史を持つ某バイクショップの店員さんに、「これまで受けた質問の中で、返答に困ったものは?」と聞いた。
「とくに初心者の方々は、なにが分からないのか分からない状態であることが普通ですから、どんな質問をされてもバカにして笑うようなことは絶対にありません。ただ、思わず『うっ・・・』と詰まってしまう質問をもらうことは、よくあります」
某店員さんは、このように説明しながら上記の3項目を歴代の困惑質問トップ3に挙げてくれた。
バイクショップの方々をフリーズさせないためにも、これからバイクを購入するときに、これらの質問はしないように注意しよう!?
- 「ベテランライダーは『それって作り話でしょ?』と言いますが、これはかつて初心者の女性ライダーから受けた、本当にあった質問!」とのこと。さすがに、これまでこの質問を受けたのは一度きりとのことだが・・・。
- 「機種はともかく、公道でしか乗らない人から『どちらが速いですか?』という質問を受けることはよくある」らしい。「公道は速さを競う場所ではないし、仮にそうだとしてもどちらが速いかはアナタの腕次第かと・・・」。
- 「初心者や女性のお客様には、こういう質問をする方が多くいます」とのこと。基本的には、足着き性が良ければ立ちゴケの可能性は減るが・・・。「この場合、『乗りやすいバイク』と脳内変換をして返答します」とのこと。