- BMW R1200GS
Adventure - ●全長×全幅×全高=2,255×980×1,450mm
- ●最高出力92kW(125ps)/7,750rpm
- ●238万9000円(税込)
数日から数週間に渡る長旅ではどうしても持ち運ぶ荷物が多くなるものだ。また、キャンプなどを楽しみながら旅する場合にも荷物は増える。そのため、ほとんどのアドベンチャーツアラーには大容量のトップ&パニアケースが標準装備されていたり、オプションで用意されていたりする。また、設定がなくても社外品で数多くのケース類が用意されているので、旅のスケールにあわせて選ぶことが可能。こうしたケースを使用するのは、天候の変化やハードなオフ走行をしても荷物に影響を与えないためだ。完全な箱の中に荷物を収納することで、落下や盗難、水濡れなどから大切な荷物を守ることができる。
- 基本的には車種専用設計となるパニアケース。メーカー自ら製作する場合もあれば、有名ブランドに依頼する場合もある。また、容量などにも車種によって違いがあるので、ガッツリ旅を楽しむのなら、購入前に容量・内部形状を確認しておきたい。
- 純正オプション品も充実しているぞ!
- アドベンチャーツアラーで充実しているのがオプションアイテムだ。中でも長旅を可能にする各種ケース類の充実ぶりには目を見張るものがある。純正品ならではのフィッティングの良さも文句なし!
アドベンチャーツアラーの魅力は何も高い走行性能や充実した旅装備だけではない。ロードバイクとは一線を画す大きくイカついスタイリングは、ライダーの所有欲を満たしてくれるだけでなく、街中でも目立つこと間違いなし!
本来の使い方とは異なるが、街中で四駆を転がすようなワイルドなライフスタイルを表現するにもピッタリなのである。
また、スタイリングを形成するカウリング類は、ロングツーリングでライダーの疲労を軽減してくれる。その大柄な車体は、四輪車からの被視認性にもすぐれているし、ライダーのアイポイントが高いので、街中はもちろん高速道路でも乗りやすいのだ。
セパレートハンドルで前傾姿勢を強いられるスポーツバイクでは、どうしても視界が狭くなりがちだが、アップライトなポジションでなおかつ高いシートに座ることから、ライダーの見晴らしはかなり良い。街中では、前を走る普通乗用車のルーフ越しに前の車両まで見渡せるほどで、危険回避においても大きなアドバンテージとなる。足つきという部分を除けば、アイポイントの高さは心に余裕をもたらし、なおかつ安全にも繋がる性能のひとつなのだ。