欲しいバイクを決める段階では、カテゴリや排気量ごとに異なる市場の傾向を掴んでおく必要がある。
『木を見て森を見ず』ではダメ。正しい買い物は市場の大きな流れを把握することから始まるのだ。
タマ数が多いほど買いやすい これが市場の不文律
中古車の価格は需要と供給のバランスで決まる。人気が高く数が少なければ価格は高騰するし、人気が高くても数が多ければ価格は下がる。こうした変動は世の中の流行や景気でも左右されるから、いまの相場が10年後も全く同じ、ということはまずありえない。株価や円相場と同じく、二輪市場は水モノなのである。
ただ、タマ数が多いほど買いやすい、というのはこうした市場原理の大前提だ。選べる数が多ければ、安いものもあるし程度が良いものもある。もちろんその逆も然り。だが選択肢が多いことは買い物をする際にはとても有利なのだ。
もし、欲しい車両が決まっていない場合は、買いやすさからカテゴリーや排気量を決めて絞り込んでいくという方法も大アリなのだ。
販売台数の多さからスクーターが断然TOP。しかし巷での人気を反映するように、ネイキッドやスポーツバイクもかなり多い。上位タイプであれば数多くの車両から比較検討が出来るという見方ができるだろう。
●GooBike.com 2013年1月15日のアクセス解析による
Webサイトのグーバイクで見る中古車市場の『いま』
日本最大の新車・中古車物件情報を掲載するグーバイク。Webサイトではいつでも全国の情報を見ることが出来る。各地の二輪販売店が日々更新する情報は、いまの中古車・新車市場の動向を掴むには最高のデータなのだ。新型車の登場で値を崩し始める現行モデルや、プレミア扱いで価格下落の動きがまったく見られないビンテージ車両の人気と傾向など、誰でも市場の動向を掴むことができる。こうした生きた情報がリアルタイムでパソコンや携帯から確認できるのは素晴らしい。たまたま訪れた店で欲しくなったバイクの価格が適正なのかも、すぐに携帯でチェックすることだってできる。
もちろん価格が高いか安いかだけの買い物ではないのがバイクだが、全国各地のデータを比較することで自分の住むエリアの傾向や、都市部と郊外での価格差なども頭に入ってくるはず。こうしたデータを蓄積すれば、大方外れることのない相場感が身につくだろう。
中古市場のいまは日々刻々と変化している。グーバイクの情報にはその全てが詰まっているのだ。
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KAWASAKI BALIUS-II
平均相場価格 33.9万円250クラスの本格ネイキッドとして根強い人気のバリオス。現行250には4気筒モデルが存在しない、というのも人気が長く続いている理由。
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HONDA Today
平均相場価格 8.5万円原付スクーターの中でも圧倒的な在庫台数(2000台超)と低価格を誇るトゥデイ。とにかく安く足が欲しい!のならコレしかない?!
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HONDA STEED400
平均相場価格 28.1万円かつて一世を風靡した国産アメリカンの人気車。年式が古くなってきたので価格もこなれており、400クラスではとても買いやすい一台だ。
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SUZUKI GSX-R1000
平均相場価格 111.0万円世界的にも人気が高い国産SSの雄。年式を問わず手堅い造りで玄人ライダーにも高い支持を得ているが、価格は比較的高値で安定している。