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ビッグオフの世界を切り拓いた名車たち
ビッグオフの世界を切り拓いた名車たち

パリダカで激戦を繰り広げた各社

 ここで少しだけビッグオフを紹介しよう。76年にヤマハがXT500を発表して以来、国産メーカーではホンダがXL500SやXR600、スズキはDR800、カワサキはKL650Rなどとと各社は90年代過ぎまで様々なモデルを市場へ投入してきた。
 特に80年代はホンダやヤマハが市販車をベースにパリ・ダカールラリーへワークス参戦し、激戦を繰り広げた。そのため今でもビッグオフのイメージにパリダカを連想するライダーも数多い。エンデューロやモトクロスとも違うある意味特殊なビッグオフの車体作りは、厳しいレースの世界で磨かれ続けてきたのだ。

ビッグオフ

BMW R80G/S

BMW R80G/S

BMW GSシリーズの名を世界に知らしめたR80G/S。今ではコレクターズアイテムとして価格が高騰している名車だ。

HONDA XLV750R
ホンダ XLV750R

真っ赤なVツインエンジンが強烈なXLシリーズ最高峰。ホンダパリダカモデル伝統のビッグタンクを搭載している。

ホンダ XLV750R
ホンダ アフリカ ツイン

HONDA AFRICA TWIN
ホンダ アフリカ ツイン

水冷Vツインエンジンを搭載するアフリカツイン。今でも乗り続ける人が多いほどコアなファンのいるモデルだ。

YAMAHA XTZ660
ヤマハ XTZ660

660ccの水冷シングルを搭載していたXTZ660。現在は絶版だが、国内での流通量は非常に少ないレア車である。

ヤマハ XTZ660

ビッグオフを手に入れれば、冒険旅行が現実になる

 ここまで新型モデルを中心にビッグオフモデルを紹介してきた。大径ホイールや頑丈な車体装備、高速道路でのゆとりある走りを実現するエンジンと、オフロード走行をも視野に入れたロングツーリングを愛する人にとっては、この上なく快適な相棒なのだ。その用途からか、車体は巨大で、デザインも一癖あるモデルも多いが、一度乗ると抜け出せなくなるほど魅力に溢れる。どんな道でも走れる車両を持つことはライダーを走りへと駆りだすのだ。たとえ、ハードなオフロード走行をしなくとも、そういった車両に乗っているというステータスも大きい。
 もちろんその気になれば、大陸横断をするような大掛かりな旅も可能だし、世界には実際にそうした世界旅行を楽しむライダーも数多く存在する。
 車両を手に入れた瞬間から、冒険旅行の道が拓ける、それがビッグオフなのだ。

ビッグオフを手に入れれば、冒険旅行が現実になる
未舗装路でもOKな足周り

未舗装路でもOKな足周り


21インチや19インチなど大径ホイールが道を選ばない走りをアシストする。
一番の特徴と言っても良いだろう。

充実の旅装備


冒険旅行には欠かせない大型パニアケース。本格モデルでは、車体ガードとしての役割も非常に大きな装備といえる。

充実の旅装備
頑丈なエンジン

頑丈なエンジン


ライダーが疲れず、長時間走行にも耐えうるエンジンも必須の装備。最大出力よりも扱いやすさとゆとりに重点が置かれる。

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