いざとなればオフもOK！？の17インチモデル

　ここで紹介するフロント17インチ車は、ビッグオフといえどもかなりロード寄りの特性を持った車両ばかりである。しかしながら、17インチ装着車であっても、車体の基本設計自体がその他19インチ・21インチモデルと共通であるため、軽いオフロード走行も許容するモデルなのだ。もちろんオフに入ってしまえばタイヤに依存する走りは出来ないが、その気になれば軽い林道ツーリングなどはこなせてしまうほどポテンシャルは高いのである。
　ではいま世にあるロードスポーツバイクでも同じ芸当ができるか？ というと答えはノーだ。同じ17インチ車であっても、ハナからロードバイクとして設計されたマシンと、オフを起源とするマシンではやはり大きな違いがある。余裕のあるロードクリアランスとよく動く前後サスペンション、アップライトなポジションなどこれらの要素があるからこそオフでも許容されるといえるだろう。
　現在ラインナップされている車両は、スーパーモタード系のハイスペックモデルと、デュアルパーパスに位置づけられたモデルの二本立てと言って良いだろう。街乗りやツーリングユースのライダーにとっては後者を選択することになる
が、本格オフは敷居が高いというのならば、これらのモデルを選択するのも良いだろう。その上で、もっと走りたいステージを増やしたいという気持ちになった時には、前ぺージまでのモデルをチョイスすれば良いだろう。