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![]() オフロード性能に拘るならやっぱり21インチ車を選びたい ビッグオフの中でも特にオフロード性能を重視したモデルが21インチのフロントホイールを装着したモデルである。大きな凸凹やぬかるみでもフロントを取られにくく、穏やかな操縦性を発揮するフロント21インチは、今も昔もオフロード車の代表的な装備のひとつ。もちろん走りの肝となるタイヤも、21インチならば、本格的なエンデューロタイヤも選択することが出来るから、よりコアなオフロードファンにとっても満足のいく車体作りが可能になるのである。もちろん街乗りを重視したいライダーに向けて、オン・オフ両方での性能を考慮したタイヤや、オン寄りの性能を持ったものも用意されているから、自分の使い道にあったタイヤチョイスがしやすい。 TRIUMPH TIGER 800XC 今年大ブレイクの予感がする本気ビッグオフ、それがタイガーだ。XCはフロント21インチホイールを採用する。 BMW F800GS 世界を冒険できるバイク、そんなイメージを持つ人も多いBMWのGSシリーズ。1200よりもコンパクトなので日本人向き。 KTM 990 ADVENTURE オフロードの雄、KTMもビッグオフは大得意。990アドベンチャーは同社のフラッグシップともいえるつくりで、パリ・ダカールラリー車両のような外観と装備も他社とは一線を画す個性のひとつ。手に入れたその日から世界一周の冒険に……。 KTM 990 ADVENTURE R アドベンチャーをベースにサスペンションストロークをさらに伸ばしてオフロードに振ったR。オフ重視ならコレ! KTM 690 ENDURO R 690をベースにエンデューロを意識した装備を搭載したマシン。排気量は大きくてもスリムな車体が魅力だ。 KTM 690 ENDURO 何よりオフロードでの走行性能を重視する人にとって、シングルエンジンのスリムさは魅力的だ。ロングツーリングよりもひたすら林道を繋ぐ走りを好むライダー向けかもしれない。 HUSQVARNA TE630 KTMとならびエンデューロ系4ストモデルを販売し続けるハスクバーナ。レーサー並に過激なエンジンも魅力。 ビッグオフでもかなり特殊!?ビッグオフの中でも少々特殊な香りのする車両を紹介しよう。どちらも通常ラインの車両とは一味違った作り込みだが、装備や個性はとても際立っている。贅肉をそぎ落とし、モトクロッサーともエンデューロレーサーとも一味違う魅力。個性と卓越したオフ性能を望むのなら、オススメだ! KTM 690 RALLY REPLICA パリダカマシンのレプリカと言えるほどの作り込みがオフマニアを唸らせるラリーレプリカ。690ならば日本の林道でも使い勝手が良さそうだ。 現在の単気筒21インチ車はかなりコンペ寄り同じ21インチ車の中でも、シングルエンジンを搭載するモデルは他の2気筒モデルとは大きく異なり、かなりコンペ寄りの車体作りとなっている。KTMやハスクバーナのシングルモデルを見ても分かるとおり、素の状態のままエンデューロレースに出られるほどのポテンシャルを持っているのだ。そうなると普段使いやツーリングの相棒としては、航続距離や荷物の積載性で問題となる場合が多い。これらのモデルに関しては、公道を使ったエンデューロイベントに参戦できる車両として認識してほいた方が良い。しかし、舗装路での走行は極力抑えて、短距離の林道ツーリングを高性能マシンで楽しみたいというライダーにとってはたまらなく魅力的に映るマシンといえるはずだ。 |
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