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本格オフロードツーリングもお手の物!フロント21インチモデル
本格オフロードツーリングもお手の物!フロント21インチモデル

オフロード性能に拘るならやっぱり21インチ車を選びたい

 ビッグオフの中でも特にオフロード性能を重視したモデルが21インチのフロントホイールを装着したモデルである。大きな凸凹やぬかるみでもフロントを取られにくく、穏やかな操縦性を発揮するフロント21インチは、今も昔もオフロード車の代表的な装備のひとつ。もちろん走りの肝となるタイヤも、21インチならば、本格的なエンデューロタイヤも選択することが出来るから、よりコアなオフロードファンにとっても満足のいく車体作りが可能になるのである。もちろん街乗りを重視したいライダーに向けて、オン・オフ両方での性能を考慮したタイヤや、オン寄りの性能を持ったものも用意されているから、自分の使い道にあったタイヤチョイスがしやすい。
 ただ、サスペンションストロークを長く取る性格の車両が多いため、フロント21インチ車となると車体はどうしても大柄になり、車両によってはかなり巨大な印象を持つこともあるから注意が必要だ。また、21インチ車に限らず、ビッグオフの場合はシート高が高く設定されている車両も数多い。これはもちろんオフロードでの走破性を考えて、ロードクリアランス(車体の最低地上高)を確保しているからだ。そのためカタログスペック上でのシート高が90cm近くなる車両も多い。この数値は、基本性能確保と欧州市場メインという側面もあるが、実際の足つき性に関しては、サスペンションの設定やシート、車体幅によって大きく変わってくる部分なので、購入を考えているのであれば、試乗して実際の足つき性をチェックするほうが良いだろう。


TRIUMPH TIGER 800XC
トライアンフ タイガー 800XC

今年大ブレイクの予感がする本気ビッグオフ、それがタイガーだ。XCはフロント21インチホイールを採用する。

トライアンフ タイガー 800XC
BMW F800GS

BMW F800GS

世界を冒険できるバイク、そんなイメージを持つ人も多いBMWのGSシリーズ。1200よりもコンパクトなので日本人向き。

KTM 990 ADVENTURE
KTM 990 アドベンチャー

オフロードの雄、KTMもビッグオフは大得意。990アドベンチャーは同社のフラッグシップともいえるつくりで、パリ・ダカールラリー車両のような外観と装備も他社とは一線を画す個性のひとつ。手に入れたその日から世界一周の冒険に……。

KTM 990 アドベンチャー
KTM 990 Aアドベンチャー
KTM 990 アドベンチャーR

KTM 990 ADVENTURE R
KTM 990 アドベンチャーR

アドベンチャーをベースにサスペンションストロークをさらに伸ばしてオフロードに振ったR。オフ重視ならコレ!

KTM 690 ENDURO R
KTM 690 エンデューロR

690をベースにエンデューロを意識した装備を搭載したマシン。排気量は大きくてもスリムな車体が魅力だ。

KTM 690 エンデューロR
KTM 690 エンデューロ
KTM 690 エンデューロ

KTM 690 ENDURO
KTM 690 エンデューロ

何よりオフロードでの走行性能を重視する人にとって、シングルエンジンのスリムさは魅力的だ。ロングツーリングよりもひたすら林道を繋ぐ走りを好むライダー向けかもしれない。

HUSQVARNA TE630
ハスクバーナ TE630

KTMとならびエンデューロ系4ストモデルを販売し続けるハスクバーナ。レーサー並に過激なエンジンも魅力。

ハスクバーナ TE630

ビッグオフでもかなり特殊!?

 ビッグオフの中でも少々特殊な香りのする車両を紹介しよう。どちらも通常ラインの車両とは一味違った作り込みだが、装備や個性はとても際立っている。贅肉をそぎ落とし、モトクロッサーともエンデューロレーサーとも一味違う魅力。個性と卓越したオフ性能を望むのなら、オススメだ!

KTM 690 ラリー レプリカ

KTM 690 RALLY REPLICA
KTM 690 ラリー レプリカ

パリダカマシンのレプリカと言えるほどの作り込みがオフマニアを唸らせるラリーレプリカ。690ならば日本の林道でも使い勝手が良さそうだ。

BMW HP2 ENDURO
BMW HP2 エンデューロ

BMWが受注生産で販売していたHP2エンデューロ。OHVボクサーで、オフロードを極めたいのなら、ここに行き着くしかないだろう。

BMW HP2 エンデューロ

現在の単気筒21インチ車はかなりコンペ寄り

 同じ21インチ車の中でも、シングルエンジンを搭載するモデルは他の2気筒モデルとは大きく異なり、かなりコンペ寄りの車体作りとなっている。KTMやハスクバーナのシングルモデルを見ても分かるとおり、素の状態のままエンデューロレースに出られるほどのポテンシャルを持っているのだ。そうなると普段使いやツーリングの相棒としては、航続距離や荷物の積載性で問題となる場合が多い。これらのモデルに関しては、公道を使ったエンデューロイベントに参戦できる車両として認識してほいた方が良い。しかし、舗装路での走行は極力抑えて、短距離の林道ツーリングを高性能マシンで楽しみたいというライダーにとってはたまらなく魅力的に映るマシンといえるはずだ。


KTM 530EXC

かなりコンペ寄りなこの1台!

KTM 530EXC

ほぼエンデューロレーサーと呼べる性能・スタイルを持ったEXCシリーズ。レースユーザー向けと言って良いだろう。

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