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![]() さきほど、ヨーロッパで開かれたモーターショーでは各メーカーから数多くのニューモデルが発表された。コンセプトモデルから市販直前のものまでどれもがライダーをわくわくさせるものばかりだ。今回は、2011年を占う、という意味も込めて注目のニューモデルに注目したい。 Text / Ryo Tsuchiyama ショーモデルと市販直前モデル各メーカーにとって、モーターショーは市販を控えたニューモデルお披露目の場であるとともに、現在のメーカーのスタンスやこれからのビジョンを世間に知らしめる場でもある。そのため、中には「本当に発売されるの?」といったスタイルの車両もある。いわゆるコンセプトモデルだ。実際には走らせることができなかったり、量産品として市販するには難しいものも多いが、ショーでの反響を見て改良を加え、市販に踏み切られたコンセプトモデルも実は数多い。時には本当にオブジェ的なつくりをされたショーのためだけのモデルもあるが、最近では細部の作りこみも抜かりなく行い、市販化できそうにも見える状態まで煮詰めたモデルを登場させるメーカーも増えてきた。 ライダーにとっても実現できる可能性の低いハリボテのショーモデルよりも、リアリティのあるコンセプトモデルの方がワクワクするもの。たとえ市販予定がなくても、世間のライダーたちが大きな関心と反響を示すことで、市販予定がなかった車両が陽の目を見ることだってあるのだ。 豊作?の2010年今年は、世界最大規模を誇るモーターサイクルショーであるインターモト(ケルンショー)とEICMA(ミラノショー)が開催された。どちらも歴史と権威あるショーであり、世界各国の二輪メーカーが渾身のニューモデルを発表する場として知られている。 最近ではインターネットの普及により、ショー会場でお披露目された最新機種を誰もがリアルタイムで見られるようになった。本誌読者の中にも、最新情報を集めた人もいるだろう。 今年も未来を見据えた数十台のニューマシンが欧州ショーの舞台で発表されたが、それ以外にも来年ブレイクしそうなマシンは数多い。 盛り上がるカテゴリーへ新たに参入を表明したメーカー、長らく空白だったカテゴリーをテコ入れするメーカー、ニューモデルを大量投入して大きな注目を集めるメーカーなど、世界の二輪メーカーは絶えず精力的な新型車開発を行っているのだ。 今回はそういったモデルの中から、特に注目したいマシンをピックアップしてご紹介しよう。 |
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