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BMW R1200GS
BMW R1200GS

BMW R1200GS

ツインカムエンジン搭載でアドベンチャー度アップ

BMW R1200GS

 アドベンチャー系ビッグオフローダーの火付け役となったのがBMWのR1200GSだ。オフロードモデルでありながら、ロードスポーツと同等の動力性能を誇り、快適で荷物も搭載できるという万能さ、そして外観のインパクトの強さで、ヨーロッパ各国で大人気となっている。

 そのR1200GSが、今年からツインカムエンジンを搭載することになった。

 シリンダーヘッドの変更はGSに何をもたらしたのか?ツインカム、いわゆるDOHCというと、高回転&ハイパワー化というイメージに直結するのだが、パワーの向上は5馬力のみ。燃焼室形状や吸排気が高効率化されたことによる効果は、全域でトルクフルになった特性に現れる。

 しかしながら、フラットツインエンジンは、元々フライホイールマスが大きいということもあってトルク特性が変わったことによる荒々しさを感じることはほとんどないし、スムーズでジェントルな性格も、これまで通り。しかし、常に前モデルの一割増のトルクがマシンを押し出ている。

 当然、グリップの良くないオフロードではアクセルワークに神経を使うことになる。だが、リヤタイヤがグリップを失うと点火をコントロールしてトラクションを確保するASC(オプション設定)があるため、慣れていないライダーでもこの大トルクを持て余すことはない。

 他にも姿勢変化が少ない前後サスペンションやプロテクションにすぐれたスクリーン、グリップヒーターなど、BMWならではの魅力的な装備も満載。

 外観やフィーリング、排気音が大きく変わったわけではないから、説明をしなければ、変化に気づかない人も多いことだろう。しかし、R1200GSは、あらゆる道を快適かつ安全に走るための進化を着実に続けている。

BMW R1200GS ハンドル

大きなハンドルは車体をコントロールしやすい。角度が変えられるスクリーンは、超高速走行時でもプロテクション効果が高い。

BMW R1200GS エンジン

ツインカムヘッドを採用した新エンジン。ヘッドカバーの形状はシングルカムと変わらず。ボルトの位置とプラグカバーがそれぞれの識別点となる。

BMW R1200GS テールランプ

テールランプやウインカーは、LEDを使うことで小型軽量化された。見るものにスタイリッシュなイメージをあたえている。

BMW R1200GS フロントサス

フロントサスはブレーキングでノーズダイブせず安定しているテレレバー。フロントホイールはオプションでスポークホイールもチョイスできる。


BMW R1200GS

SPECIFICATIONS

エンジン形式:空冷/油冷4ストローク水平対向2気筒DOHC4バルブ

総排気量:1170cc ボア×ストローク:101×73mm

最高出力:81kW(110ps)/7750rpm

最大トルク:120Nm/6000rpm

全長×全幅×全高:2210×940×1450mm

ホイールベース:1520mm シート高:870mm

燃料タンク容量:20L 車両重量:229kg

フレーム:トラス構造スチールパイプフレーム

F/Rサスペンション:テレレバー(モノショック)/EVO パラレバー

タイヤサイズ:F110/80R19 R150/70R17

新車価格:209万5000円〜 中古平均価格:該当車両なし

 

※中古平均価格はGooBike.com3月調べ

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