見た目も乗り味も個性を主張

海外、なかでも欧州で発売されるネイキッドには、カウルにデカデカとメーカーやマシン名が書いてあるわけではないのに、ひと目でどこのブランドだかわかるほど、強烈な個性を放つモデルがいっぱいある。
それも、単にデザインが個性的というわけではない。それこそ、目隠しして走ってもわかるほど、エンジンの型式や音質、コーナリングフィールなどに特徴があったりする。
たとえば今年の新型、ドゥカティのモンスター696もそう。エンジンは同社伝統の空冷Lツインで、どの回転数でも、ありきたりな言葉だけどらしさ"であふれている。そして、ほかの多くの欧州ブランド製もそうなのだが、エンジンにも、車体にも、ライダーのスポーツマインドをくすぐる何かが存在している。
こういうネイキッドって、4メーカーの国内仕様には、なかなかない。