過激なスタイル、優れた動力性能のオールラウンダー

欧州では最近、ネイキッドバイクのなかでも、高出力エンジンをスポーティな車体に搭載した、個性的かつアグレッシブなスタイリングの、パフォーマンス系が高人気。各メーカーとも、こぞってストリートファイターの開発や熟成を行なっている。このなかには、欧州市場での販売も行なう国内4メーカーも含まれている。
だけど日本では、このジャンルの人気がそこまでなく「きっと今後も逆輸入車か外国車でしか乗れない」と思っていた。ところがヤマハがやってくれた。そう、FZ1を国内ラインアップに加えたのだ。
欧州仕様より、最高出力はグッと抑えられている。それでも日本の公道ならまったく不満なく楽しめるレベルで、スポーティな旋回性能はそのまま引き継ぐ国内仕様のFZ1。
スペインあたりの暴れん坊ライダーを想い浮かべながらこいつでスポーツライディング……なんていうのも悪くないネイキッドライフだ。