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2025/01/24 16:24:13 更新【チューブレスバルブ交換】KYMCO GP125i スクーターチューブレスバルブ(スナップインバルブ)交換キムコ GP125

作業実施日 2025/01/24

タイヤの空気が漏れてしまっているとのことで緊急入庫したスクーター KYMCO GP125iです。 走行中にパンクに気づき、ガソリンスタンドで空気を補充しようとしたところすぐに抜けてしまうとのこと。 本来、チューブレスタイヤはタイヤに釘などの異物がささってもすぐに空気は抜けません。 その為、空気圧の低下に気づいた場合はガソリンスタンドなどで空気を補充すれば修理可能なオートバイショップまで自走することができます。 但し異物がタイヤの接地面以外(側面など)に刺さっている場合や、タイヤが裂けてしまった場合は走行できなくなることもありますし、パンクの修理も不可能です。

ご入庫いただき点検してみると、空気を入れる部分の「チューブレスバルブ」が破損しています。 一般的に使われるスナップインバルブというものなのですが、これは根元がゴムです。 ゴムが劣化していると、力が加わった瞬間に折れてしまうとがあります。 こうなると異物の刺さったパンクとは異なり、タイヤはペチャンコになって走行することができません。

こちらの車両は半年前のタイヤ交換時にチューブレスバルブは新品に替えてあります。 劣化はしていません。 それでも折れてしまったのはL型のバルブだったからかもしれません。 小径ホイールのスクーターの場合、ガソリンスタンドなどの空気入れが使用できない場合があります。 空気入れの工具とバルブの角度、ホイールの位置関係が微妙に悪く使えないのです。 そこでよく使われるストレート型のバルブではなく、L字型バルブに替えてあげれば容易に空気圧を調整できるようになります。 しかし注意しないとけないのはそのまま空気入れを押し当てるとバルブが折れてしまうのです。 空気入れを押し当てる際にはその逆側を指で支えてバルブが折れないようにしなくてはいけません。

バルブの交換のためにはタイヤ交換と同じ手順で作業をします。 車体からホイールを外し、ホイールからタイヤを外し、ホイール単体にした状態でバルブを装着します。 お客さまのお話しでは空気圧の低下に気づくまで走行していたとのことですので、タイヤに異物がささってパンクしていないかも点検してみますが、タイヤは問題なくパンクはありませんでした。

恐らく、空気圧の点検をしばらくしていなかったために徐々に空気圧が低下。 少しずつの低下だったため、オーナーは気付かずにそのまま乗っていたものの、空気圧が限りなく低くなったときに違和感を覚えた。 そこでガソリンスタンドで空気を入れようとしたらバルブを折ってしまった。 これが今回のトラブルの顛末のようです。 久しぶりに乗るオートバイだとタイヤの空気圧の低下は気付きやすいのですが、通勤等で毎日乗る方は気付かないのです。 少しずつの変化に気づけないんですね。 だからこそ、異常を感じなくても定期的な点検が必要です。

タイヤの空気は徐々に抜けます。 少しずつですがパンクしていなくても抜けていくのです。 そして外気温。 空気は外気温で膨張、収縮します。 今の季節はいちばん空気圧の低下トラブルが多い時期です。 暑かった夏から秋になり、秋から冬になるとともに気温が低下します。 すると空気が収縮して空気圧が低下するのです。 逆のパターンだと春先に空気圧を適正にしておくと、そこから夏に向けて気温があがり空気が膨張。 場合によっては適正空気圧より高くなることもあります。 そのような季節の変化によってタイヤの空気圧はかわりますから定期的に点検をしましょう。

正しい空気圧の測定方法や点検の仕方がわからない方はお気軽にご来店ください。 その場で一緒に点検と調整をしてみましょう。 やり方がわかればガソリンスタンドなどで簡単に自分で日常点検できますよ!

対象車両情報
メーカー・ブランド
キムコ
車種
GP125
作業実績タグ

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