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2024/11/22 16:06:14 更新整備点検依頼ホンダTL125バイアルスホンダ TL125バイアルス

作業実施日 2024/11/22

整備点検のご依頼のバイアルスTL125です。 作業項目が多いのですが順番に進めていきます。

まずはエンジン不調からです。アイドリング不調、エンスト、プラグかぶりで調子がいまいちよくないとのことです。
まずは分解前に走行しましたがおおよそその通りに不調をきたしています。キャブレター分解整備で各JET類と本体通路が確保されているかや油面等を確認していきます。が、なぜが余計なベースPKがついてました。このあと理由が、、、、新品PK類を用意して進めますが、、、上記の余計なPKの意味判明。
なんとフロート室と本体のスキ間がありそれを埋める目的でこのPKを重ねてある裏技でした。当然油面は変わるし何よりもどちらかが変形している理由が分かりません、、、。
考えられるのは「締め過ぎ」でねじ部座面変形したものと推定されます。このままでは新品PKでもスキ間が生じてガソリン漏れが生じます。仕方ないので中古品があったので上手く組み立てることが出来ました。Fフォークシール&オイル交換です。片側を分解したら中身はオイルではなくヘドロ状態で真っ黒です。どうりでドレンボルトが緩まなかった、、、??何とか左右ともに分解したのですが、、、とてもそのまま組み込めませんので内部洗浄です。内部洗浄中です。綺麗になりました。ドレンボルトが緩まなかった原因は前回に作業を行った方が犯人です。
ドレンボルトの銅PKは再使用厳禁です。写真の下が新品ですが再使用した為PKが「薄く」なった状態でかなりのトルクで締めこんでありショックドライバーでも緩みませんでした。おおよそ緩まないドレンボルトはショックドライバーの一撃で緩むことが多いのですが、、、今回はこのドレンワッシャの再使用とオーバートルクで「緩まない」状態になっていました。今回ドレンボルトを緩めるのに使用した特殊工具。先端に緩める方向に溝がありその「エッジ」が緩む方向へ食い込むのを利用してフォーク内のフリーピストン部下端を抑え込むのに役立ちます。いわゆる「回るナット」を抑え込んでドレンボルトを緩めることが可能になります。大事なのは食いつき力ですね。Fフォーク組み立てで一番大事なドレンボルト締め込みはトルク管理することです。もちろん新品銅ワッシャ使用です。バイアルスのフリーピストンは回り止めがないので緩まない場合はこういう特殊工具で押さえます。ニュートラルランプが点灯しない原因は
経年劣化でミッション内部のスイッチ部分(真鍮)の反りが低下してニュートラルスイッチは新品でも接点まで「届かない」ために
ニュートラルランプが点灯しないようです。

ニュートラススイッチを取り外し「ニュートラル」を出して
真鍮部分を細いドライバーで手前方向へ引き出すようにします。
これでニュートラルスイッチと接触部が構成されてランプは点灯しました。但し、完全ではありません。適当に引っ張った形で「点灯」しているにすぎませんので「いつの日か」再び「点灯」しなくなる事がある。かもしれません。ホーンが鳴らないのは、、、、とにかく経年劣化で接点不良を起こしている可能性があるので「接点」を磨きます。この場合ホーンボタン先端部です。各部接点の導通はあるようです、ホーンの電源(黒配線)にも電源来ています、片方のホーン端子にワイヤコードをつけて車体に接触させると鳴りました。ということはホーンボタンからホーンへの配線が断線しています、外観は折れてるような所はないのですがよく見るとホーン近くの接続部が内部断線していました。
幸いそこを切っても配線は届くので新規配線を作成しなくとも無事にホーンが鳴りました。完成です。全ての保安部品作動エンジン整備、Fフォーク関係まで終えてテスト走行。アイドリングも大丈夫です。と思ったのも束の間。ご覧の通り古いバイクに「あるアル」です。
ランプが全て作動しなくなるトラブル=振り出しに戻る。
配線内部(メインワイヤハーネス)のマイナス端子を接続してある部分が軽く引っ張ったら「抜けました!!」
てことでこの部分を接続したらOKです。
でも、メインフレームのヘッドパイプ部分のメインハーネス取り回しは今にもちぎれそうなくらいにインシュロックで締め付けて脱落防止してありますが、間違いなく断線箇所の「候補」です。
よりスタンダード位置に近づいた取り回しに変更します
。
配線カバーはビニルテープで覆われていましたがこの位置関係が純正状態でハンドルを左右に動かしてもあまり干渉せず各ギボシが外れないようです。
これで完成です。
費用
総額(消費税込)
104,485円
項目数量単価(円)金額(円)消費税区分
キャブレターPK1737737課税
グロメットエアクリーナー835512220440課税
グロメットエアクリーナー1724744071,628課税
スクリューM423570課税
キャブレターフロート室中古品15,0005,000課税
上記分解調整122,00022,000課税
Fフォークシールセット21,3752,750課税
Fフォークダストシール29461,892課税
ドレンワッシャ2165330課税
Fフォークオイル13,8003,800課税
上記交換作業211,00022,000課税
ウインカレンズゴム4187748課税
ニュートラルスイッチ修理14,4004,400課税
ホーン配線修理14,4004,400課税
ウインカ配線修理111,00011,000課税
ボルト3100300課税
テールライト球1250250課税
テールライトレンズゴム1192192課税
DR8ES1450450課税
燃料フィルター11,6001,600課税
メインハーネス修理111,00011,000課税
課税-小計(①)94,987円
消費税(②)9,498円
税込み-小計(③)0円
消費税0円
非課税-小計(④)0円
値引き(⑤)0円
総額(消費税込)(①+②+③+④+⑤)104,485円
対象車両情報
メーカー・ブランド
ホンダ
車種
TL125バイアルス
作業時間目安

6時間30分

作業実績タグ

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レビュー

4.8

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