2024/10/21 18:30:14 更新【スクータータイヤ交換】ヤマハJOG タイヤ交換ヤマハ JOG
リアタイヤの交換でヤマハの原付スクーターJOGにご入庫いただきました。

乗りかたや、使うシチュエーションによりますが一般的に原付スクーターはリアのほうが減りが早いのです。 必ずしも前後を同時に交換する必要はありません。

ホイール形状が異なる為、自動車のタイヤローテーションのように前後のホイール/タイヤを入れ替えることが出来ません。 今回はリアタイヤが要交換状態でしたのでリアタイヤのみ交換です。

スクーターのタイヤ交換はマフラーを外さないといけないのが少し面倒。 特に走行直後だとマフラーが熱いので火傷に注意しつつ作業をすすめます。

車両からホイールを外すと見えるのがリアブレーキシュー(ライニング) 普段は見ることのできない場所ですから、このタイミングでしっかりと点検。 必要により清掃とグリスアップを行います。

一見すると溝はまだまだあるように見えますが、新品と比べると一目瞭然。 センターより右側の摩耗が多く、スリップサインも露出しています。 こうなれば要交換状態です。

市街地走行の多い車両はどうしてもセンターとセンタ右側が摩耗しやすくなります。 これだけ偏った摩耗ですから、新品に替えればずいぶんと乗りやすくなります。 体感できるほどの違いです。

ホイールからタイヤを取外し、新しいタイヤを組む前にチューブレスバルブを交換します。 タイヤの空気を入れる箇所ですね。 このチューブレスバルブの根元もゴム製で、経年劣化により破損しやすくなります。 さすがに勝手に折れることはないですが、空気圧の点検時などに力が加わるとポキリと折れることはよくあります。

通常、チューブレスタイヤの場合は釘などの異物がささってもすぐに空気は抜けません。 空気圧の低下を感じたらガソリンスタンドなどで空気を補充し、一時的に走行することも可能です。 バイク屋さんに無事に移動できますが、チューブレスバルブが折れたら一気に空気が抜け走行できなくなります。 チューブレスバルブの交換はタイヤをホイールから外して行いますので、タイヤ交換時には同時に交換しておくのばベターです。 それほど高い部品代ではありませんし、タイヤ交換時に行えば工賃がかからずに済みますので。

新しいタイヤを組み、ホイールを車両に装着すれば作業終了。 今回はリアタイヤだけの交換になります。 スクーターのタイヤ交換はお茶でも召し上がっててもらう間に作業が終わりますが、今回のブレーキ等の見えない箇所に不具合を見つけるとそちらの整備に時間を要します。 時間に余裕をもってご来店ください。 皆さんのタイヤは大丈夫ですか? 空気圧、摩耗のチェックを忘れないようにしてくださいね!