2024/04/01 20:07:31 更新ニンジャ250のクラッチプレート交換カワサキ Ninja 250
今回はニンジャ250のクラッチ滑りで入庫です。 さっそく分解していきましょう!


クラッチ滑りの症状が出た状態で頑張って乗ってしまった為、真っ黒に焼けてしまってます。

クラッチが滑る原因は様々で ・過走行による摩耗、スプリングのへたり(寿命) ・半クラッチの多用による焼け ・クラッチケーブルの調整不良による焼け ・エンジンチューンによりクラッチの性能が追い付かなくなり滑る などがあります。 作業に戻りまして 新品部品の取り付けの前に下処理をしていきます。 古いガスケットをスクレーパーではがします。


続いて、オイルストーン(砥石)で表面を整えます。



あとはキレイに脱脂をしたら下処理は終わりです。 ついでにこびりついた汚れやスラッジなども掃除しておきます。 今回の車両はメタルガスケットだったので、すんなりガスケットが取れましたが 紙ガスケットの車両だとこの作業だけで1時間以上かかる事もあるぐらい大変な作業です。 しかしながら、ここで手を抜くと後にオイル漏れをしやすくなるので丁寧に作業をします。 あとは、新品部品を組み込んでいくだけです。 「だけ」といっても車種ごとにプレートの順番や向きの指定があるのでサービスマニュアルは要チェックです! 最近のヤマハ車なんかはフリクションプレートで厚みの調整が必要で部品の発注も1回でできなかったりします。

新品プレートを組んでいくときは、あらかじめオイルでひたひたにしておきます。

あとは元通りに戻していって完成です! こんな感じの修理の依頼も受付中です! お気軽にご相談ください。