2023/10/15 17:50:02 更新【ホンダ ズーマー】エンジンオイル交換ホンダ ズーマー
エンジンオイル交換でホンダズーマーにご入庫いただきました。
力のない小排気量のスクーターは、小さなパワーでスムーズに車体を加速させるためにエンジンが高回転になるセッティングが施されています。 そのためエンジンは常に高回転気味となっており、大排気量車よりも負担は大きくなります。 また、オイル容量も大変少ないためエンジンの潤滑という役割については、オイルは大変な負担を担っています。 いちどエンジンに注油され、熱を加えられたオイルは時間の経過とともに劣化します。 あまり距離を乗らない方でも半年に一度はオイル交換を実施しましょう。 たくさん走る方は1500キロを超えたら、2000キロ以内で交換が推奨されます。
今回は半年ぶりのオイル交換で、走行1800キロ後の交換。 定期的に交換を実施していただいているので26000キロを走行した車両ですが、エンジンはとても静かです。
エンジンオイルを抜いてる最中に各部を点検します。 前後ブレーキの遊びを調整し、タイヤの空気圧を調整。 灯火類やホーンはすべて異常なし。 サスペンションやエンジンからのオイル漏れ滲みもありません。 冷却水も問題なく。その他の可動部の状況も良好です。 ウインカーのスイッチの操作に渋さを感じましたのでスイッチボックス部を洗浄。 こういった電装の接点などは専用の溶剤で洗浄します。
フロントタイヤが前回の交換から約5年。 走行14000キロ。 良く持ってますが、そろそろ摩耗限界を迎えそうです。 次回のオイル交換までに交換ですね。 このように定点観測的にオイル交換時には各部を点検していきます。 点検内容は当店で記録しておきますので、次回のオイル交換時には何を同時交換する必要があるのかも予測できます。 定期点検は決まったショップやメカニックが実施するのが理想です。
一通りの点検後に新しいオイルを注ぎ入れて、仕上げに洗車。 洗車時には下回りを高圧洗浄機で念入りに洗い、車両全体をスポンジを使って洗剤で手洗い。 こうすることにより車両の細かなところまで触れることになるので点検になります。 緩んでいたり欠品している部品を見つけたり。 日常点検は洗車するのが一番だと思います。 洗剤を洗い流したらブロアーを使って細かな部分の水分と吹き飛ばし、吹き上げればすべての作業終了。 50ccだからこそ、通勤やお買い物などに使う実用車だからこそ、こまめな点検や整備が大事です。