本日はBMW　C650GTのブレーキマスターオーバーホールの作業をいたしました。

ブレーキマスターはブレーキ自体にオイルの圧力を伝える、重要な部品です。 ブレーキの効きに直接作用する部分ですから、メンテナンスを怠ってしまうと重大な事故に繋がってしまう可能性があります。

早速ブレーキマスターを取り外していきます。

マスター自体を取り外したら、さらに分解しピストンと呼ばれる部品を新品に交換します。 ブレーキオイルを押し出す役割の部品です。写真が白ボケしてよく見えませんが、実際はかなり汚れていてゴムも少し硬化していました。

ピストンを交換する際には残った汚れを丁寧に取り除いてから新品を組み付けます。 地道ですが、大事な作業です。

新品に交換、組み付け後ブレーキオイルのエア抜きをして終了となります。

写真はフロントブレーキマスターのみですが、リアのマスターも同じ作業をさせていただきました。

ブレーキマスターは劣化していても外から見た目で判断することができません。 今回も点検の際にブレーキの感覚がおかしいことに気づき作業をすすめさせていただきました。

目に見えない部分もプロの目で見た定期点検で、大きな故障をする前に発見することができます。点検や相談だけでもお気軽にお立ち寄りください。