

- ダンジョン探検気分
- 栃木県宇都宮市大谷町にある大谷資料館の地下採掘場跡。中の広さはなんと2万平方メートル、深さ30mにも及ぶと言われていて、その一部を見学することができる。まるでRPGゲームに登場するダンジョンのような景色は圧巻。
- まるで仙人の住む山
- 群馬県甘楽郡下仁田町、富岡市、安中市の境にある妙義山は、日本三大奇景の一つに認定されていて、まるで中国の奥地のような岩山の形が冒険感を醸し出してくれる。標高は1103m、最寄りICは上信越自動車道の松井田妙義IC。
- これぞ秘湯!
- 群馬県中之条町の山奥にある尻焼温泉は川がそのまま温泉になっていて、野性味にあふれる。男女混浴の上、タオルや水着などの着用は禁止されているため、羞恥心を捨てて入りたい。ちなみに温泉の真横を県道が走っていて、バイクや車が普通に通る。
- トンネル天国
- 千葉県の房総半島には、南部を中心にこのような手掘りのトンネルが多数存在する。ほとんどのところはバイクで通行することもでき、神秘的なバイクの写真を撮ることもできそう。写真は市原市にある月崎トンネル。
等身大の冒険を求めてバイクに跨ろう
エベレスト、南極、北極を制覇した大冒険家、風間深志氏でさえ、初めての冒険は標高538mの実家の裏山だったという。
当然だが、前のページまでで紹介したような大冒険には老練なバイクスキルの他にもリスクへの覚悟、費用や長期休暇などが必要になる。そんな大冒険に憧れる初心者ライダーには、まずは上で紹介したような安全な観光地を巡るツーリングをたくさん経験することを強くオススメしたい。なんと言っても冒険は、自らのスキルと相談しながらステップアップしていかなければ、命を落とすことにも繋がってしまうのだ。
狭い道でのすれ違いやブラインドコーナー、荒れた路面や落ち葉、動物の飛び出し、突然の大雨や強風、道に迷うこともあるだろうし、ガス欠や電気系のトラブルなど・・・。バイクに乗って出かければそれだけで様々な冒険があなたを待ち受けているだろう。前人未到ではなくとも、必ずその旅ならではの様々なトラブルがあり、それを乗り越えることが経験値として蓄積され、いつか大冒険に挑むときの糧となってくれるだろう。
いきなり北海道や海外まで行かなくとも、もっと身近にもまだ走ったことのない道があるはずだ。誰にとってもバイクに乗ることそのものこそが冒険への第一歩なのだから。