

独自の進化を続けてきた国産クルーザーの過去と未来
以前はアメリカのバイク文化に影響されて進化してきたといえる国産クルーザーだが、ここ十年ほどの間に、その方向性というものが、独自のものとなってきている。
そもそもクルーザーをベースとしたカスタムカルチャーというものがある。ユーザーレベルのライトなものから、何もないゼロの状態から一台のクルーザーバイクを仕立て上げるカスタムビルダー級のものまで幅広いのだが、その文化は世界中にあり、アメリカンブランドであるハーレー自身も、あの手この手と独自のスタイリングを世に打ち出してきたのだ。
そのような中で国産メーカーは、日本なりの解釈で進化を続けてきた。例えばどのようなライダーでも手足のように扱えるハンドリングを持たせながら、アイコニックなデザインとすることであったり、日本人の体格に合ったサイズで纏めたりというのは国産クルーザーならではの特徴なのだ。アメリカンバイクの模倣と呼ばれていたのは過去の話であり、国産クルーザーは、どれも自らの道を歩んでいるのである。
選択できるクルーザーバイクが増えてきているということであり、選ぶ方の我々にとってもそれは嬉しいことだ。新車、中古車ともに様々なクルーザーモデルを知り、とっておきの一台を見つけて欲しい。
Type
NEXT STYLE
- HONDA
- REBEL500
- 古くからバイクに親しんでいる方の中には、レブルというネーミングを聞き80年代に存在したホンダのクルーザーバイクを思い浮かべる人もいるかもしれないが、当時のモデルがいわゆる“アメリカン”だったのに対し、現行モデルのレブルは誰が見てもソレだと分かるほど、オリジナリティあふれるスタイリングが持たされている。素直なハンドリングと快適なポジションで、幅広い層にお薦めできるうえ、意外とカスタムも楽しめるパッケージとされる。
- 新車価格:79万9700円
中古相場:55.9万〜77.9万円
※中古車相場価格はグーバイク調べ(2019年12月)。